週末のNY市場はまちまち。
ダウは新値更新して取引を終えた。
景気は落ちていないという認識が広まっており、利下げを織り込んでの上昇という形。
ただ、FOMCで確認された後もこの上昇が保証されているわけではなく、そこからさらに上昇を続けるには少々不安が残る。
仮に50bpの利下げとなった場合は織り込み済みなので大きな影響はないとしても一旦勢いが弱まる可能性があり、これが25bpだと期待外れということで調整入りという可能性も考えられる。
そうした中での駆け引きも存在するので、今は通過待ちといったところで少なくとも今晩は動きが複雑になりそうだ。
ナスダックは前日の高値から若干押しての引けとなった。
ハイテクが足を引っ張っている様子で、このまま再度調整入りも考えられそうな気配。
ダウ同様FOMC待ちではあるので、今晩と明日の晩を抜けないと何とも決めきれないので、ここは結果待ちとなるのも致し方ないだろう。
尤も、前回の高値を抜いていないという点で、これはいずれにしても下降トレンド継続という可能性が高いとも言える。
日経平均は円高継続で下降トレンド入りか、はたまた金利上昇を好感できるか
週末の夜間先物取引は120円安の36170円で取引を終えている。
月曜の祝日はアローヘッドの更改のリハーサルのため休場だったため、動いていたのはCMEとSGXだったが、今朝の段階で36400円台に乗せている。
9月頭の下落から一旦横這いで進んでいるものの、SQ通過でそろそろ結果を求められるタイミングになる。
FOMCの利下げ幅にもよるだろうが、いずれにしても円高株安は避けられそうにないという見方ができるものの、一時的ではあっても20日に向けて上昇する可能性も残っている。
ただ、週末は再び三連休となりただし次の祝日は先物が動くので、ここでまた大きく動かされる可能性もあるので、仮に上昇しても安易に飛びつくのは難しいと考えるべきだろう。
そう言った観点から、日経平均は今週反発しても来週は怪しいと考えられる。
今週下がるなら来週反発も期待できるが、明日明後日で上昇した場合は逆に来週以降が難しくなりそうだ。
総裁選と場合によっては解散総選挙があり、米国大統領選挙もあって、9月10月は非常に不安定な時間帯が続くことになるため、当面の間は様子を見ながらの参加が望ましいと思われる。