昨晩のNYはダウとナスダックで明暗が分かれた。
41577ドルとざら場で史上最高値を更新し、その後失速したもののそれでも終値ベースでの史上最高値更新となった。
一つ上抜けたように見えるダウだが、この後も順調に上昇を続けられるかどうか、今晩の結果次第ではなかろうか。
8月の安値からの反発は月半ばまではここへ来て失速気味ではあるものの、上昇のテンポとしては悪くない印象。
このままの勢いが持続できるなら、まだ高値更新を続けられるのではないだろうか。
一方のナスダックは下落が続いている。
NVIDIAを中心とした半導体関連が押し下げている印象が強いが、グロース市場全体に少々飽きがきているようにも見受けられる。
ただ、20日移動平均線で何とか止まったようにも見えるので、ここで止まるか、もう少し下の60日移動平均線が支えになれば、反転の兆しも見えてくるかもしれない。
何れにしてももう少しだけ日柄が必要に思える。
夜間先物は上抜けきれずに横這い、日経平均は上下はありつつ重い展開続く
夜間の先物取引は、一時38830円をつけたものの結果は40円高と振るわず。
ダウと似たような十字足となったが、勢いはダウには及ばない。
この焦ったい展開がいつ変わるかが注目ではあるが、月替わりとなる今晩または週明けまで持ち越しだろうか。
出来高が少ない中のこの動きは、正直急な下落がないとも言えないのだが、あってもそれほど大きな下落にはならないように思える。
仮に下げがあっても持ち堪えられるなら、その後の反発で今度こそ上抜けていけるのではないだろうか。
ただし、ざら場にそういった期待を持つ事は少々難しそうだ。
月の最終日で金曜となる今日では、動きはかなり限定されると思われるので、今日も日経平均は焦ったい動きが続きそうだ。
ただ、ここ1週間の高値をもしかしたら更新できるかもしれないので、それが達成できたら多少来週に期待をしてもいいだろう。
逆にざら場で失速して38000円を割り込むことになると、先に書いた通り持ち堪えられるような動きをその後見せられるかどうかで、9月の動きが決まってきそうだ。
38000円を割ってもなお戻って来れるなら、少々期待しても良さそうだが、戻れないとなると今度は一気に下落局面に切り替わる可能性がある。
いずれにしても今日は、上値38800円、下値は38000円割れと、上下意識しながらのレンジ相場となり、決着は月替わりとなる今晩か週明けに持ち越し、と考えている。