昨晩のNYは小幅安。
ダウは連騰止まって頭打ちの様相だが、ここでどう切り返すか、もうしばらくは待つしかなさそうだ。
22日の晩から始まるジャクソンホール会議で注目されているのは、FRB議長のパウエル氏の利下げに関わる発言。
25bpなのか50bpなのかもさることながら、実際にいつ実施する予定なのか、そのニュアンス重要だ。
米経済がリセッション入りとなるかどうか、景気の軟着陸が見込まれるかどうか、前者なら下だし後者なら上、というのが素人目線の見方。
今の所は上歓迎が多いようにも思うのが、果たしてどうだろうか。
ナスダックもダウ同様連騰にブレーキがかかった。
18000ポイントを前にしてここは致し方のないところ。
素直にジャクソンホールが始まるまで待つしかなさそうだ。
尤も、NVIDIAやアップル、Google、といったところはそれぞれ材料や事情を抱えている中健闘しているので、半導体系はだいぶ息を吹き返してきていて目先はそう悪くもなさそうだ。
何れにしても上下はっきりするのはもうしばらくの辛抱。
先物440円安も明らかに意識している動きで日経平均も足踏み続く
夜間先物取引は440円安の37640円と反落。
明らかにきっかけを測って待っているように見える形だが、徐々に下値を切り上げてきている、とも言える。
パウエル議長の発言もそうだが、日銀の対応も重要で、仮に米国が25bpの利下げを行う方向で固まったとしても、日銀の利上げが植田発言寄りか内田発言寄りとなるかでもだいぶ変わってきそうだ。
そう考えると昨日の動きもさることながら、ざら場では500円単位の動きも再び出てきそうだ。
日経平均は昨日上抜けるか、と一瞬期待したものの流石に無理だったようで、結果60日移動平均線に頭を抑えられている格好。
今日は先物が下げているので安い位置からのスタートとなるが、下値は37300円を割らなければ良しといったところになる。
上値は38000円までとなるが、先週末から昨日までの三日間の値幅の中で収まるかどうか、注意しておきたい。
先走って上抜けたり下抜けたりしたとしても、相応の位置に戻ってくるなら明日以降の結果待ちとなるが、一方的に抜けてしまうと何らかの思惑かフライングがあるということになるのでその場合は警戒すべきだろう。
今日は昨日のように後場に変化する可能性があるので、前場の動きはなるべくよく見ておいて、方向性を掴んでみるのもいいかもしれない。