昨晩のNYはダウが大幅続伸もナスダックは横這いだった。
CPIの結果を受けての上昇とのことだが、これで急落分の半値戻しを抜けて来た。
全値戻しもあってもいい形だが、少々ペースが早い点が気になるところ。
このままもうしばらく上昇を続けても良さそうだが、今晩発表となる小売売上高次第では、その勢いがどうなるか決まりそうだ。
場合によっては失速となる可能性もなきにもしあらずといったところ。
一方のナスダックは横這い。
やはり60日移動平均線に引っかかっている印象で、今晩抜けられるならばダウ同様半値戻しからの全値戻しへの道筋も少し見えてくるのだが、まだなんとも言えないところ。
仮にここで下げ始めた場合は、二番底探しが始まると考えてもよく、ダウにもそれは言えることになるので、今週末まで注視していきたい。
先物90円安、日経平均は上値重い展開へ
夜間先物取引位は90円安の36290円で引けとなった。
240日移動平均線に頭を抑えられた格好が続く中、今日再度上に抜けられるかどうか見極めが必要になる。
仮に抜けた場合は下がって来ている20日移動平均線あたりまでは上昇する可能性があり、それが36900円付近となる。
現物のチャートも移動平均線に引っかかった格好。
先物のチャートよりは上昇の可能性を感じさせる形だが、何れにしても上値の目安は37000円前後までとなりそうだ。
一方の下値は昨日の安値36100円台までとなるが、これを下抜けると勢いを失うことになる。
あるいは仮に36400円台を抜けたとすれば、もう一段上もあるのだがそれは確認が必要。
今日のところはお盆休みの後半とあって、少しづづ参加者が増えてくるので、休み明けの投資家がどこへ向かうか、それによっては動きもはっきりしてくるのではないだろうか。
何れにしても今日は頭の重い展開が続くと予想されるが、一発抜け切ったらその先は早いので、フライングには注意しつつチャンスが掴めるなら、きっちり乗りたいところ。