昨晩のNYは小幅反落。
ハイテク企業の決算発表が始まる中、ダウは大きな手がかりもなく57ドル安と反落。
今晩発表される予定の新築住宅販売件数は恐らく予想以下ではないかと思われるが、現時点で大きなサプライズにはなり得なさそうだ。
政局に対する不安定さは否めないものの、ハリス氏に変わって漸く釣り合いが取れてきたとも言えるため、こちらは今のところは大きな影響はなさそうだ。
そう言った環境下でバカンスに向かう市場は動きが緩慢になりやすいため、もうしばらくは今の位置で揉み合いとなるだろうか。
ナスダックも10ポイント安と結果は小幅な反落となったが、少々上髭が気になるところ。
大きな下落につながるかどうかはまではわからないが、二番底確認に向かう可能性はあるだろう。
そうした場合はやはり60日移動平均線が気になる位置になってきた。
ハイテク企業の決算発表が始まる中で、どう言った動きになるのか気になるところで、特に今晩の動きには注意が必要だろう。
先物110円安で弱含みの傾向、日経平均は底打ちならずか
夜間先物取引は110円安で39500円を割って引けている。
ここは死守して欲しかったところだったのだが、少々分が悪そうだ。
60日移動平均線を下回ってしまうと次は心理的に節目の39000円のラインまで抵抗はなく、平行チャンネルの下限も39000円付近になってくるので、もう一段の下げを想定していかなければならなくなってきた。
そう言った視点から現物の方は苦しい展開が想定される。
先物同様60日移動平均線を下回ってのスタートとなると少なくとも一時的に下値模索に走る可能性は高く、39000円は現実味を帯びてくることになりそうだ。
結局強引な上げは急激な下げにつながる、という過去の教訓通りの結果となってきたが、これも相場の宿命だろう。
下値は上記の39000円が目安となるが、万が一ここで踏ん張れるなら、39500円を維持して引けることも若干期待できる。
ただ、月末に向かってのこの時間帯は正直この流れを覆すだけのエネルギーはなさそうで、少なくとも今日明日は反転は難しいと想定している。
8月のSQまでそろそろ2週間と言ったところになるので、夏休みに入るディーラーはさておき、SQに向けての仕掛けが入るとするなら今週末か来週前半になるので、底打ちからの反転期待は月末からの数日間に絞られそうだ。