昨晩のNYは続伸。
ダウは742ポイント高と大幅高となり、史上最高値を更新、41000ドル目前となった。
小売売上高は予想を上回り、以前として消費者の購買意欲はそう衰えていないとしたものの、実質的に横這いとも言える数値だった点もあるだろう。
尤も、ここでの大幅な上昇は7月当初の売り圧力に対する打って返しとも言える。
ナスダックに向かっていた分、ダウへの切り替えが急激に行われたということもあるだろう。
流石にここまで派手に上昇した分、今晩は反動があるだろうが、どの程度で収まるか確認したい。
ナスダックも小幅ながら続伸。
これで先週の下落分の1/2は抜けたので、ここから再度戻っていくことも可能になった。
尤もダウの伸びに対しては地味に見えるが、6月からの上昇を考えるとここからさらに伸びるとしたら、そう悪くはない伸び方になりそうだ。
ただし、好時魔多しと言う格言もあるように、急な変化が突然現れる可能性もあるので、高い位置での押し目の後だけに、少々警戒はしておきたい。
先物41500円と反発、半値戻しには遠いが日経平均は底打ちも可能に
夜間先物取引は260円高、41500円と続伸。
先週の下落から底打ち反転の兆しありといったところ。
尤も、まだ1/3戻しにもなっていないので、今日はそこが試される日とも言えよう。
一方の日経平均はどうだろうか。
先物に鞘寄せするとして、先週木曜の高値から金曜の安値に対しては、41600円付近が1/3戻しとなるため、まずはそこが上値の最初の目安になる。
これを抜けると半値戻しで41820円付近までが期待されるのだが、そこまで行けるかどうか、今日は確認したいところ。
これが達成できるなら底打ちと言ってもいいだろう。
一方で上値が重く、昨日の始値の41360円付近で止まるようだと週末まで少々苦しい展開が続くことになる。
それでもなお41000円台前半で維持できるなら、20日以降に期待しても良いのだが、今週41000円を割って来ると来週は更に辛い下げになる可能性も見えて来るので、今週は注意したいところだ。