昨晩のNYは続伸。
ダウは162ドル高で高値圏を維持。
これでなんとか上抜けていけるか、と思いたいところではあるが、もうしばらくは油断できない位置でもある。
ただ、インフレ傾向が続く中でパウエル氏は落ち着いたコメントを発していることもあって、市場は織り込み済みとも思える。
週末まで指標の発表が続くが、うまく抜け切れればもう一段上も目指せそうだ。
ナスダックも史上最高値を終値ベースで更新。
きっちり下から始まっての陽線で高値引けは強いと言わざるを得ないだろう。
6月24日からの上昇は長ければ1ヶ月は続きそうなので、今週末を乗り切れるなら来週も一段高の可能性が出てくる。
NVIDIAが休んでいる間もこの動き方なのだから、NVIDIAが再び動意付けば期待もできよう。
今週末までの指標発表を待ちつつ、この勢いが続くかどうか今晩再度確認したいところ。
先物続伸、日経平均は40000円台半ばへ
夜間先物は一時200円安をつけるもその後反転、結果は130円高と続伸となった。
気づけば3月前半の位置まで戻ってきていて、ふと思い出すのは3月SQ直前からの下落。
あの時は2月のSQ過ぎからの上昇に対して3月のSQで一気に落とされたのだが、今回もスケールは若干小さいものの似たような形になってきた。
尤も、まだSQまで1週間あるので、もし同じパターンなら今週末は少なくともここから横這いで安泰とも言える。
果たしてどうなるだろうか。
それとは別に短期的なトレンドは抜けたと考えられるので、今の勢いを素直に受け止めるとしたら、今日は上手くすれば40500円台に届きそうだ。
先物の終値が基準となるので、40240円付近か、少し下げてからのスタートなるとして、40000円手前での攻防が売方の敗北であるなら、買い戻しも含めて上昇は可能に思える。
前場のやりとりで抜け出せるなら、後場一段高、という形も十分あり得そうだ。
一方で、この上昇を否定するような動き方が出てくるとしたら再度40000円割れは必至で、そうなるならこの先はさらに混沌としそう。
ただ、どうやら円安は容認せざるを得ない状況が続く中で、そう易々と売り込まれる状況にはなりにくいのが昨今の市場の体質でもあるので、あまり下げ要因は思いつかないところ。
昨日まで40000円という心理的な壁もあって弱気が燻っていたのだが、ざら場で一気に抜けてきたことで強気に転じざるを得ないと言える。
素直にここは上昇の流れに乗った上で、どこかでポッキリ折れないか、注意しつつ相場に向かうべきだろう。