昨晩のNYは休場。
夜間の日経先物は150円安。
昨日は結局上抜けることができないまま引けた後、夜間取引に入っても軟調な推移が続き、朝の時点で下降トレンドの上限を抜けられない形で陰線となっている。
この流れを引き継いでのスターとなると、今日は上値抵抗の多い日となるため、かなり厳しいかもしれない。
これらを踏まえて日経平均のチャートを見ると、今日は上値は難しい様に見える。
先物の引値からスタートしたとして、上値の目安はやはり38500円前後になりそうだ。
60日移動平均線が38514円、その上に下降トレンドの上限があり、20日移動平均線も38570円なので、これらを全て抜けきれないと、上昇は難しいとなる。
一方で下値の目安は下降トレンドの下限38150円で、それを下抜くと月曜の安値が再度見えてくる。
月曜の安値から昨日の高値の値幅に対する半値位置は38330円付近となるため、ともすれば寄り付きでそこが達成となるから、今日は軟調な推移となりそうだ。
20日を迎えて月末まで方向性が決まるかどうか
本来なら20日までの動きに対して切り替わるような動きを想定していたのだが、ここまでの動きがイマイチハッキリしてこなかったため、少々歯切れの悪い相場という印象。
もちろん月曜から見れば短期的に上昇はしているものの、昨日が陰線で終わってしまっているためあまりに短い反転攻勢だった。
そのため上抜ける要素も少なく、かと言ってここから大々的に下げが続くとも言い切れない場の雰囲気でもあるため、ここから月末、あるいは月内最終に向かって方向転換するとも言い切れないのが実情だ、
とはいえ今日は軟調の予想となるのは恐らく、であり、明日は週末のため再度の上昇はあまり望めない。
唯一希望がもしあるとするなら、休み明けのNY市場が先日漸くそこを売ったダウの勢いを持って夜間先物から反転してくる事だが、ナスダックがあそこまで高い位置だと、休み明けから切り替わる可能性もあり、なかなか微妙な希望でもある。
今日は月曜の安値を抜けずに下髭をつけられるかどうかで、明日以降の展開の強弱を測る、といった弱気の姿勢で臨む事になりそうだ。