昨晩のNYは横這い。

ダウは一時抜けたかと思いきや、上値が抑えられう格好で小幅高に終わっている。
移動平均線の間にハマったまま身動きが取れない様にも見えるが、今晩は休場のため、結果は明後日に持ち越し。
なので今日は日中の先物の動きを参考にしたいところ。
小売売上高は予想を下回ったため、インフレ懸念は多少緩んだものの、ここ数ヶ月の間常にインフレと金利を気にし続けていただけに、良い加減考えることを放棄し始めている様にも思える。
これを織り込み済みというのであればそうなのかもしれないが、そうなると相場の動きは次のネタが必要になる。
それがNVIDIAを中心としたAI関連に再び注目が集まる中、全体を引っ張っていくことができるものなのかどうか、もうしばらく見極めが必要だろう。
ナスダックも流石に止まったかに見える。

のだが、明日の晩の動き次第では、もう一丁くらいはあっても良いかもしれない。
このまま18000ポイントまで行ってしまった方が余程気楽なのではとも思えるくらいの勢い。
今週末はその辺りがちょっとしたポイントになりそうではあるが、あっさり抜き去ってしまったとしてもあまり驚くこともないかもしれない。
それくらいこの急激な上げに対して妙に加熱感無しに見ていられるのだから不思議なものだ。
いずれにしても、ダウ同様今日明日の動きは重要だろう。
先物上昇も抜けきれず、日経平均は引き続き分岐点で足踏み状態となるか
夜間先物取引は180円高、38580円で引けとなった。

ギリギリ抜けた様な抜けきれていない様な位置で、11日の高値から17日の安値の幅に対する半値に僅かに届いていない。
これを今日クリアして引けるなら半値戻し達成となるのだが、ざら場に中途半端な引け方をすると結果的に妙な達成感からズルズルと下げていくかもしれない。
ここはスパッと抜け切ってしまって、39000円台に近づく必要があるのだが、ここまで動き方からするとそれもなかなか難しいのでは、と感じている。

日経平均としても、38600円前半の下降トレンド上限部分と、20日移動平均線の38600円台中盤の位置を抜けていかないと上昇に転じることが難しいので、やはり今日の引けが気になるところ。
ただし、週の動きとして見た場合は木曜は火曜からの方向性に対して一旦止まりやすい日なので、ここでハッキリとした結果が出せないと、反転もここまでか、となりやすい。
そういった意味で今日の目標はまず38650円を抜けていくことと、出来たら38800円付近までの終値が欲しいところ。
それ以上なら文句はない。
一方で、38650円をざら場では抜いたとしても、引けで抜けきれずに38500円付近で終わる事になると、大きく下げることはないかもしれないがズルズルと下降トレンド継続となる可能性がある。
今週は分岐点が続くが、漸く今日明日で方向がハッキリすると思われる。