週末のNYはまちまち。
ダウは小幅に下げたが実質的には二番底の確認の過程に入っている。
今晩反発出来るなら先週末が二番底となって再度反転となりそうだが、SQがあるので上昇してもその後が難しい。
今の所は4月後半から引いた平行チャンネル内に収まっているが、39000ドル台までを上値とした形なので大きくブレイクできない場合は再度短期的な下降トレンドがどこかで出て来てもおかしくはない。
去年は異様に強かったこの時期だったが、形的には一昨年に近い格好に見えるので、そうなるとここからはしばらく停滞か下降する期間に入りそうだ。
今週のSQ前後の動きで概ね決まる事になるだろう。
ナスダックは小幅高で高値圏を維持。
ここまでくるとダウに釣られて下げないでもらいたいと願うばかりだが、実際にそうなる可能性も無きにしも非ず。
市場はハイテクやAI関連に集中しているので、このままS&P500共々、グロース市場の上昇に支えられて進む可能性もある。
ただし、やはり投資家も市場で利益を得るためには回転を効かさないとならないので、どこかで調整の局面は訪れるはずなので、それが今週のSQ前後となる可能性がある。
そういった節目で流れが変わることもあるので、今週はダウ同様注意すべきところだろう。
週末の夜間先物が急落、日経平均は下降トレンドへ向けて正念場
週末の夜間先物取引は380円安、38460円となった。
一時38280円まで下げたものの一旦戻して終了、といった形。
下げ幅の1/3戻しといった感じなので、ここで踏ん張れないと下降トレンドに入っていく事になりそうだ。
日経平均の方のチャートはもう少し厳しい形になる。
先物の引値から見るとすでに60日移動平均線を割っているのだが、今日、下降トレンドなっている平衡チャンネルの上限、38600円台を抜けて行けないと、明日以降さらに厳しくなってしまう。
まだ下支えのラインは残っているが、38100円付近になるので今の位置から意外に近く、あっさり抜けてしまう可能性もある。
裁定残が思いの外大きい点もあり、NYのSQに向かって気になることもあって、今週は今日明日が転換点になりそうだ。