先週末から昨晩にかけてのNYは指標が予想を下回ったため利下げ期待が再び盛り上がり、連騰となった。
ダウは3月末の高値から4月の安値に対する半値の位置まで戻ってきており、漸く上抜けた格好。
まだ揺り戻しもありそうな形なので安心はできないが、これまで頭を抑えられていた移動平均線を今度は下支えにすることができそうでもあるため、少なくとも39000ドルはなんとか、と言ったところだろう。
ナスダックはダウよりも顕著な上昇を見せ、4月の高値にほぼ戻した格好。
都合よく考えればこのまま再度の高値チャレンジまで行けそうにも思えるのだが、そううまく問屋が卸してくれるかどうか。
5〜6月はヘッジファンドの決算が控えており、大きく動きやすい時期でもあるので、どこまで引っ張ってどこから売り崩してくるか、と言った駆け引きも少しは考えておくべきだろう。
そう言った意味で、今週はあえて右肩上がりを期待しても良いかもしれない。
連休後半の先物は38900円で取引終了、値幅は1200円
先週末〜昨晩までの先物の夜間取引は1200円の値動きとなったが、最終的に38900円で取引を終え、結果オーライな形。
SQの週なので荒い動きもあるだろうが、妙なサプライズがなければ39000円台でのゴールとなるだろうか。
先物の結果を受けての日経平均は、39000円を見上げる格好になる。
窓を空けてのスタートとなりそうで、上値の目安は39000円の節目とその上は39300円台付近だろうか。
3月高値からの4月安値の半値戻しの位置でもあるので、ここで一服なのか、全値戻しに向かうのかはSQがあるのでなんとも言えないが、勢いで2/3くらいまで戻すのならもう1000円ほど上になる。
その辺りに綱引きや駆け引きもあるだろうから、今週は荒い動きになりそうだ。
下値の目安は38600円前後で、下げもて38500円くらいまで収まるのでは、と言ったところ。
逆に38200円台にまで落ちてしまうと先に書いたような方向性とは少々異なることになるので、その場合はSQまでの間は期待できなくなりそうだ。