昨晩のNY市場は続伸。
ダウは263ドル高で3連騰となった。
GDPに先立って昨晩発表されたリッチモンド連銀製造業指数が予想よりは少なかったもののマイナス傾向となったことを好感してのことという見方だが、相変わらず利下げに対しては年末までに2回未満という意見が多いようだ。
チャート的には20日と60日移動平均線がデッドクロス直前のところで上抜けて来たので、ここで崩れなければなんとか上昇傾向に返り咲きができそうな気配。
木曜の晩のGDP発表で方向性が決まるのま間違いなさそうだ。
ナスダックも大幅続伸で、漸く底打ちといった形になった。
まだ予断許さじといった格好でもあるが、GDPが噂通りネガティブな方向で確認が取れるなら、ダウ同様移動平均線の位置を抜けて行くことになるだろう。
何れにしても明日の晩までは確定できないのだが、今のところ予想通りなら今週は反発して終わる形になりそうだ。
先物410円高で日経平均は38000円台回復も日銀会合までは安心できず
先物の夜間取引は410円高の37960円で引けとなった。
今日はこの位置、平行チャンネルの下限を抜けて60日移動平均線まで辿り着けるかどうかといったところだろう。
これを抜けられれば日経平均の方も移動平均線の位置まで期待はできそうだ。
現物の60日移動平均線は38255円の位置なので、先物より少し上になるが、先物のオーバーシュートの範疇でもあるので、十分期待はできる。
尤も、金曜に控えた日銀会合の会見まではまだ時間があるので、大きな動きは控えられることも想定されるため、今日も上値追いは限定的になる可能性も高そうだ。
まずは38000円を抜けることが第一で、その先は日銀、月末、連休といった需給の都合が大きく影響してくる時期に入っていく関係で読みづらいのだが、順当にいけば先の値段はなんとかなると想定する。
一方で下値も昨日同様上下する可能性は大いにあり、37600円台まで売られる場面もあるかもしれない。
ただ、今日も陰線で引けるとなると少々来週以降に暗雲が出て来そうなので、そこななんとか頑張りを見せてもらいたいところだ。