昨晩のNYは小反落。
31ドル安で引けたダウは指標待ちではあるが少々苦しい展開が続いている。
見方によっては上値を抑えられているとも言えるので、イベント通過で反発もあるが、耐えきれずに崩れることもありそうだ。
その際に20日移動平均線で止まるか戻って来れるならいいが、下抜けてしまうとここまでのリズムも崩れるため、60日移動平均線あたりまでの下落も視野に入ってくる。
木曜のGDPなどの重要指標の発表待ちとのことだが、昨晩のコンファレンスボード信頼感指数は想定を下回ったこともあり、これまでと違って予想を下回る指標が出てくる可能性もある。
そうなった場合に捉え方次第では、一段安ということもあるので、注意は必要だろう。
ナスダックも68ポイント安で続落となった。
終値は前日安値付近で止まっているので、そう大きな差はないが、高く始まっての安値引けは少々難儀な形だ。
ダウ同様ここでもう一押しされると少々厄介で、20日移動平均線が支えになってくれるかどうかで今週末〜来週にかけての動きが大きく変わってきそうに思われる。
NVIDIAの動きが神経質に見えるのも似たようなものなのかもしれない。
先物一時300円高も結果は60円高、日経平均は軟調な滑り出しから上値伺いできるかどうか
夜間先物は一時300円高、40490円まで上昇したが、引けの1時間前に急落、結果、60円高の40250円という結果となった。
頭を抑えられた格好の形になっており、権利付最終売買日を控えてややこしい動きが続いている。
今日はこの40490円を抜けられるかどうかで月末までの動きは決まりそうだが、明日の実質月替わりか新年度入りとなる週明け1日の動きが4月前半の動きを決めることになると思われる。
そういった意味では今日は非常に難儀な1日になるかもしれない。
先物の位置から現物のスタートは概ね昨日の終値付近からとなりそうだが、プレオープニングで急落などなければ、という条件付きとなる。
逆に高く始まる可能性もあるが、その場合でも始まって30分で下げてくることもあるので、10時くらいまでは様子見が正解だろう。
とは言え権利付最終日でもあるので、利食いやクロス、権利取りの滑り込みの買いなど、売り買いが交差する日でもあるので、動きは上下多いかもしれない。
そういった中で望まれるのは、40700円台抜けであり、そこを抜けて引けることができるなら、権利落ちもそう怖くはない、と言える。
一方で空いた窓を埋めに行くような形になるのは正直よろしくなく、仮に埋めて戻って来たにしても40400円を割るような位置での引けは、少なくとも週明けまで難しい展開になる可能性が高い。
少々レンジの狭い範囲の想定になるが、今日はそれくらい神経を使うような相場となる可能性があるため、権利を取りたいのであれば寄り付きのクロスで全て済ませて、あとは模様眺めに徹した方が気楽かもしれない。