2024年2月22日、日経平均は836円高、終値39098円で、1989年12月29日に付けたざら場高値38075円を終値ベースで更新した。
朝の想定ではそこまで行くかどうか、と半信半疑だったが、昼休みの先物主導からきっちり後場に高値をつけ、尚且つ39000円台で終値を決めた点は素晴らしかった。
ここまで34年以上かかったわけだが、当時から株式市場に参加し続けている投資家にとっては、多かれ少なかれ何かしら感じるものはあるだろう。
自分は当時、投資について右も左も分からないまま見知った企業の株を買っては売ってみて、何となく「株式投資」をしている気分になっていただけの若造だった。
「日経平均」という単語すら耳に覚えがある程度だったのだが、その後、2009年の3月10日に底を打つまで、また、底を打ってから長い間、日経平均が30000円に戻ることは思いもよらなかった。
それが現実味を帯びたのが2020年の年末から2021年初頭であり、30000円台をつけたのは2021年2月16日のことだった。
ただ、そこからコロナ禍によって2年近くの間、30000円を上限にして浮沈を繰り返していたが、昨年の5月6月で一気に33000円台まで乗せ、1989年12月29日の史上最高値が何となく見え始めた。
そこから半年、今日ようやく史上最高値更新となったことは、弱小個人投資家としても感慨深いものがある。
これがゴールではなくまだまだ相場は続いていくのだが、今だけは、少しの間だけ、小さな喜びに一個人投資家として浸っていたい、そんな気分である。
祝、日経平均史上最高値更新
まだまだ相場は続いていくし、高値の更新も続いていくだろう。
週明けはまだ先であり、今晩と明日丸一日、海外市場や先物は動き続けるので、この後更なる上昇もあるだろうが、何れにしてもNY次第なところは否めない。
先のNVIDIAの決算によって投資家の感情はある程度向きが変わったと思われるが、一気に逆方向に向いてしまうとその後の反動も大きいので、ここは適度な勢いで進んでもらいたいところ。
折しもナスダックは調整気味な形になっているので、ダウの動きと合わせて過熱感なく相場が進んでくれることを願っている。