昨晩のNYはまちまち。
引け間際まで軟調だったダウも最後は買い戻しや押し目買いなどがあったようで、結局48ドル高の38612ドルで終了。
NVIDIAの決算や業績予測は市場のアナリストを納得させるだけの材料となったようで、同株は時間外ながらここ数日の下げをほぼ取り戻した模様。
ダウとしては20日移動平均線は一時割り込んだものの終値は維持できているのでなんとかなった、とも言えるが、まだ今晩と明日の晩があるのであまり楽観的な見方はできない。
ナスダックは続落で20日移動平均線を割り込んで引けている。
NVIDIAだけのせいではなく、ハイテクや半導体に対する利食いも嵩んでいて、また利下げも先送りが続いている中でこの調整は致し方ないところだろう。
ただ、最悪を考えると60日移動平均線のあたりまでは視野に入れておくべきでもあるので、注意したい。
逆に今晩と金曜の晩で持ち直すなら、再度月末に向けて戻ることも可能だろうが、ここまでの下げで調整十分かどうかは疑問の残るところなので、難しいように思われる。
日経先物120円高、CME先物は38775円で先物主導で上昇の気配
昨晩の日経先物は120円高、38410円での引けとなった。
NVIDIAの決算発表後にCMEが38775円をつけているので、その影響は避けられないだろうから、先物主導で今日は日経平均も上昇となりそうだ。
尤も、実際にはCME先物だけの話とも言えるので、大証日経先物はそう変わらないままで始まる可能性もあるため、そこは留意しておきたい。
そういった観点も含めても、今日の日経平均は上昇して始まりそうだ。
仮に日経先物の位置から始まるとしたら、38500円が最初の目標となる。
そこから上については一昨日の高値38742円、先週金曜の高値38865円が目安になりそうだ。
CME先物の影響が強く出た場合はスタートももう少し上となりそうなので、その場合は最終的に39000円が意識されるのだろうが、今の時点では時期尚早と言ったところだろう。
一方で下値は昨日の始値付近、38200円割れた付近になるのだが、明日休場で三連休となるため、仮に下げるとしても後場に入ってからではないだろうか。
そこまで行かないにしても、来週に相当期待が無いと持ち越しも難しいと思われるので、いくらNVIDIAの決算が良かったからと言って、行った行ったで終わるほど甘くはない、とも考えらる。
そう言った意味で前場は高く始まるだろうが後場まで続くかどうかは、確認が必要になるだろう。