昨晩のNYはダウが小幅安、ナスダックはほぼ横這いと言う格好
週末を前に粘り腰を見せているダウだが、ソフトランディングが見えてきたことによる安心からなのだろうか。
このまま下の窓を無視して今週を追われるなら、来週、もう一段上もあっても良さそうだ。
ただし、9月は2度、ここまで登ってきて失速しているので、今回はどうだろうか。
ナスダックも少々形が嫌らしい。
ともすればアイランドリバーサルの見本となりそうな形のチャートで、今晩が不安でならない。
下げるにしても、窓を空けずに調整してもらいたいものだ。
これだけ大きな窓を空けたまま拒否して上昇するには、結構な理由が必要なのだが、それが今晩以降現れるのかは少々疑問でもある。
日経平均も高い位置での攻防には注意
夜間先物は33400円、50円安の引けとなった。
この位置で粘っているのは強い印象だが、ここからのもう一段の上げが見えそうにもない。
何か材料でもあってくれればいいのだが、きっかけになる事象が見当たらないため、疑心暗鬼の中でこの高い位置での取引が続くのは少々リスクが高い。
ここは慎重にならざるを得ないだろう。
これを受けて現物は33400円前後でスタートとなりそうだ。
こちらを見ると、昨日同様下値支えがあるので、少々安心もできるのだが、来週の祝日もあるため、週末だけに油断ならないだろう。
流石に今日は売って帰る向きが多いと思われるので、引けにかけて売られていくのだろうが、それがどこかの時間帯で偏ると、大きな下げにつながることになる。
前場にそれがあると一旦戻って後場に再度、ということもあるので、売買のタイミングには注意をしたい。
下値は33187円のラインまでは想定できるが、これを割ると最悪33000円割れとなる。
33000円を割らせたくない何かがもしあるとするなら、今日はそこまでは行かないだろう。
関係なく下げ続けるなら、早ければ今日、窓埋めが行われることにもなる。
一方で、週末もお構いなしに買いが入るのなら、上値は33600円再び、ということになりそうだ。
9月高値の33634円は昨日届かなかったので、7月高値の33762円は今のところ考えなくて良いだろう。
今日、そこまで買う理由は今のところ見えないのだが。