昨晩のNYはまちまち。
ダウは54ドル高と小幅高だったが、少々背伸びをし過ぎではという印象。

昨日はもう少し押した方が良かったのだが、ここまできて今晩息切れしてしまうと辛い形だ。
上値余地はまだるが、CPIが今晩あるので、これ次第でまた揺れることになりそうだ。
今のところは落ち着いた結果が予想されている。
ナスダックは小幅安で、ダウよりは良い形だとは思う。

本来ならここでもうしばらく足場固めが欲しいところなのだが、時間的余裕があるかどうか。
CPIによってまた一気に動くことを余儀なくされると、無理な上げ下げが起きてしまってまた態勢の立て直しが必要となり、結局、トレンド形成ができなくなる可能性もある。
ダウ同様難しい時間帯に入ってきたと言える。
夜間先物主導の日経平均
夜間先物は210円だか、32780円での引けとなった。

ここしばらく、夜間先物の終値を中心にざら場が動いているように見える。
実際のところ、現物よりも先物のトレンドレンジの方が機能しているように見えるので、ざら場はともかく、引値は昨日同様32600円付近なのでは、とも思える。
そういう目線で現物のチャートを見ると、少し納得もできそうだ。

現物の方はトレンドレンジの上限が、32600円付近となっているので、スタートは先物の終値をベースにして決まるとして、下値の目安がその位置になってくる。
上値は昨日の高値32913円が最初の目安になり、その上は33000円になるのだが、どちらも上値抵抗にもなるため、今日は32600円〜33000円のレンジと、昨日とあまり変わりのない動きになりそうだ。
逆に、それを抜けて動くのであれば、新しいステージに入ることになるのだが、今の市場に、そこまでの勢いがあるかというと、正直あまり期待ができない。
一時的に抜けたとしても終値が下げてしまうようだと、陽線で引けるならいいのだが、陰線になってしまうと、主導権は先物のまま、という状況が続くことになりそうだ。