前引けの日経平均は252円安、31007円となった。
想定以上に強かった印象で、週末の先物の下げに対する買い戻しが寄り付き前に行われていたのを見ると、売る方も自信がなさそうだ。
ただ、そのお陰で買い物がある程度入ってしまったため、余計に上値が重くなったのも事実で、このまま後場に下げ始めると、失望の売りも加わって徐々に下げ続ける可能性が高いと思われる。
31000円割れからが大事な場面
31000円を割れずに済むならそれに越したことはなく、再度反発していければ今日のところは大きな崩れはないだろう。
だが相場自体の信用度はあまり高くなく、日経平均は頭を抑えられたままの格好なので、踏ん張った分下げ始めると厳しいかもしれない。
前場こそ一気に下値を取りに行かれてまた一気に戻ってしまうことに抵抗はあったものの、逆に後場であればその方が都合が良く、どうせなら30700円台まで寄り付き後に下げてくれた方が後々楽になると思う。
これがジワジワと買い下がりを強要され買い方が根負けして投げてしまう展開が一番よくなく、そうなると今日は戻る力を失ってしまうだろう。
いずれにしても後場の13時過ぎや14時過ぎに31100円台に戻れていれば、今日は引けまで31000円は維持できるだろうから、それらの時間帯に強くなっているかどうか確認をしたい。
それが無理な場合は、引けまでじっくり眺めていた方が無難ではないかと思う。