昨晩のNYは大幅な下落となった。
ダウは332ドル安、33598ドルと34000ドル台は一瞬で終わってしまった。
半導体セクターの決算と国債利回りに非常に敏感になっているような解説が目立つが、実際、利上げに関しては中途半端な状況が続いているのは確かで、落ち着きにくいのも頷ける。
ダウとしては10月頭の底打ちから見て一応二段上げの直後の下落になるので、週末に向けてもう一段の下げはありそうに見える。
33400ドル付近で落ち着きそうだが、押しがきついと33200ドルあたりまではあるだろう。
来週以降に反発するなら、一旦今週は下げるべきところで下げておくことも必要と思われる。
ナスダックも219ポイントと大幅続落。
こちらは二番底探しとなっているので、下値の目安は今のところ13280ポイントのラインになりそうだ。
ダウよりも先にそこを打つ可能性もあるので、その場合は昨日の安値がそこになる可能性もあるが、そうであるなら今晩は横這いとなるべきだろう。
まずはその確認をしてから判断したい。
先物400円安で日経平均は再度の下げ場面
先物の夜間取引はNYの影響もあってだいぶ売られてしまった。
昨日の引け具合から今一つ掴めなかった動きがはっきりしたとも言えるが、ここはしっかり受け止めた上で冷静に対応したい。
下げは確定なので下値計算をきちんとしてここぞというところで対応できれば今日は上出来だろう。
その「ここぞ」の位置だが、先物終値とチャートの支持線となる移動平均線や過去の高値ラインを見れば、おおよその見当となるだろう。
120日移動平均線が31551円付近なので、まずは朝の寄り付き後の目安になる。
今日が週前半であれば一気に31370円付近まで売り込まれて反発、というケースも考えられるのだが、生憎週後半のため朝そこまで売られてしまうともう一段下も考えなければならなくなるので、出来たら控えていただきたいところだ。
下値の計算は概ねこの2つで、最悪は31000円までとなるが、そこまで売り込むなら昨日後場にそこまで買い込む必要もなかっただろう。
結局、先物を使った綾取り中心の相場になっているので、日々難しいことこの上ないのだが、ここでそれに乗ってしまうと振り回されて疲れるだけなので、ここは冷静に買い場を探すべきだ。
週末なので日計りや一泊二日はかえって振り回されておしまいとなりやすいので、少しだけ長い目で恐る恐るといった方法の方が怪我はし辛いのではないだろうか。
ちなみに上値を考えると頭の痛い話になるのだが、おそらく31750円か、戻って31850円付近までではないかと考えている。
それ以上に上がるなら、それこそ短期売買となるので早々に逃げるべきではないかと思う。