2023年10月3日の日経平均は522円安、32237円での引けとなった。
支持線を悉く下抜かれた以上、今晩の先物がよほどのことがない限りは明日もこの下落傾向は続くと思われる。
ファンダメンタルズというよりは特定の売り需要が突発的に出てくることによる売り煽りの連続、といった感じだろうか。
8月安値の水準も下抜けてきたので、次は5月末の水準を目安とすることになりそうで、31000円割れはどうやらあり得ると思い始めている。
今晩の先物次第という言葉はお馴染みだが、仮に戻ってきたとしてもやはりざら場で売られる可能性が高いのであれば、単なる買い戻しに過ぎないのだろう。
5月末終値30887円が下値目処
チャートからは支持線が描けなくなっているので、過去の窓や安値、終値の島を遡って探すと、6月頭の窓はすでに埋めてしまったので、次の目標になりそうなのが5月末の安値30887円とその付近の価格帯になる。
5月の2回目の高値からの調整でつけた終値だが、この辺りで一息ついてくれればと考えている。
当然、31000円を割ることになるが、既に31300円台を割っていることから過去の高値ラインが再び抵抗線に見えるため、31400円が少々遠い存在になっている。
その為、明日のスタートが31000円台であったとしても上値を取った後にまた売り込まれると、今度は一気に31000円を割ってくることになるのでは、と考えている。
もっと派手に下げたければこれを更に割り込んで、一気に30500円付近までということも無きにしも非ずだが、そこまでするような状況でもないだろう。
何れにしても売り圧力は引き続きあると想定しながら、底値の探り合いが今週の基本になりそうだ。