昨晩のNYは反落。
ダウが198ドル安の34443ドルと窓を開けての陰線となった。
下髭も長いのだが、60日移動平均線を割っての引けは、今晩は止まるかもしれないが引値次第ではさらに下落もありそうだ。
目安は120日移動平均線となるが、7月からの上昇トレンドのレンジを下回ると今度は下降トレンドのレンジでの動きが中心となってくる。
ナスダックも148ポイント安と続落で14000ポイント割り込んで引けた。
こちらは綺麗に20日移動平均線で止まって戻っての引けとなっているが、今晩次第では60日移動平均線までの調整はあるかもしれない。
最悪はダウ同様下降トレンドの形成で、そうなるとしばらく下落が続く可能性もある。
9月のFOMCはまだ利上げ停止か再開かで揺れている様だが、それ以上に年内の動向と来年以降の経済に対する見方が重要になってくる時期なので、10月からのファンドの決算も併せて、難しい時間帯に入ってきている。
先物33140円は天井の兆し
昨晩のNYの影響もあってか、先物は昨日の様な独立独歩とは行かなかった様だ。
それでもダウやナスダックの下げっぷりからすれば頑張った方なので、褒めてあげたいところだが、それが返って難しくしてくれた感もある。
33100円を素直に割って引けていればSQまでの用は済んだということで気持ちを切り替えて下落に備えることもできるのだが、まだこの位置だと上昇の未練が残るのが人情だ。
とはいえ、頭打ちとなる格好で陰線が出たので、まずは朝は用心からスタートとなる。
昨日の日経平均は始値が33115円だったので、概ね同じ位置からのスタートとなるなら、今日はそこから窓埋めに向かうと考えるのが妥当だろう。
窓の下限は33036円なので、ここまでの下げは良しとして、そこで止まってくれるかどうか。
勢い余って33000円を割るまではまだ良いが、そのまま32900円台で10時過ぎまで過ごすことになると前場は苦しいかもしれない。
一方で、寄り付きから買われたり窓埋めから戻って来れるなら、33100円台の維持はできそうで、その上の33200円台も期待ができるのだが、下値が深いと戻り難くもなるので、なるべくなら早い時間帯に戻るべきだろう。
タイムリミットは10時くらいだろうか。
明日以降が下げの始まりとなるか奇跡の上昇の続きとなるのかは、やはり明日にならないとわからなさそうだ。