2023年9月6日の日経平均は204円高、33240円での引けとなった。
窓を開けての上昇の割に上値は伸びなかった印象で、SQ前の複雑さと言ったところだろうか。
指数の銘柄も高安まちまちの有様で、全面高では無いところが少し気なるが、これでSQまでのお膳立ては概ね完了とみてもいいかもしれない。
明日は引値だけがある程度必要となるので、33500円を目指すなら最低でも33300円台はあるべきだろうし、そうで無いなら多少下げて陰線となっても問題はなかろう。
その辺りの匙加減は夜間先物の結果次第である程度予測もできそうだ。
先物のロールオーバーが済んでいるのであれば、オプションの精算も進んでいることだろうから、指数がここで用済みとなってもおかしくは無いのだが、どうだろうか。
33300円台に乗った後が問題
ここまでの流れから、33300円台に乗せてくることはあるだろうが、その後続くかどうかが問題で、明日の動き次第では、SQ後の方向性も多少見えてくるかもしれない。
SQ関係なく上昇していくなら、8月高値の更新はあり得るのだが、それが見えないままダラダラとした動きになると、たとえ下げなかったとしてもSQ後はかなり不安に見えてくる。
そう言った意味で明日の寄り付きから9時半、10時までは大事な時間帯で、ここで下げても戻してくるなら期待も持てそうだし、一方的に上げてくる場合は息切れして失速したら終わりだが、グッと堪えてくれたら後場に期待もできそうだ。
そうではなく寄り付きだけ高くて下げていくようだと、SQ前の用事が済んだ形になるので、SQ後を待たずに残念な結果になってしまうだろう。
そう言った意味で明日は高値更新の期待もあるのだが、まずは33300円台を維持するような動きが前場続くことが必要。
これがダメでも33200円台がキープされるなら合格点だ。
反対に、ポッキリと折れたように33200円を割ってくると、窓の下限33036円まで伸びていく可能性があり、窓埋めして上昇は一旦終了、という格好にもなっていくので、その場合は要注意だろう。