昨晩のNYは大幅続伸。
ダウは292ドル高の34852ドルと、懸案だった20日移動平均線と昨年12月の高値ラインを抜けてきた。
これで一旦は上昇トレンド継続、次のステージへ入ることになりそうだ。
まだ8月頭からの下げに対して半値ほどの戻しとなるが、このまま35000ドル回復まで順調に進めるか、今晩と明日の晩には少し期待したい。
尤も、経済指標の想定外の落ち込みによる利上げ停止予測の台頭という、本当にそれでいいのか、と疑いたくもなるような理由で本当に上昇したのなら、正直いって長続きはしない気もしている。
仮に経済指標がこのまま立て続けに悪化した結果が出た場合に、「利上げなしウェーイ」なんてことを言っていられるのか、と正直思うのだが。
まあこの判断が妥当なのかはどうかはもう少し様子を見ないとなんとも言えない。
NASDAQも同様に238ポイントと大幅高、13943ポイントまで上昇。
こちらは一気にポジションを8月頭に寄せてきたが、もう一息というところだ。
このまま3月からのトレンドのレンジ内に戻ってこれるかどうか、今日明日次第といったところだろう。
ダウもそうだが利上げ云々だけで上下しているとしたら、9月はだいぶ荒れそうだが。
先物が32430円で引けたのを受け、日経平均は続伸の予想
先物の夜間取引の引値は32430円と上昇。
昨日引け後の想定の32300円を大幅に上回ってきたので、日経平均は続伸で始まりそうだ。
こうなると上値目処が32550円としているのが少々物足りなく感じるのが人情で、先物のレンジ上限の32620円付近と合わせて、現物の8月14日高値の32613円付近を上値目標に付け加えたい。
どうせなら32700円まで行ってくれとも思うのだが、そこまでの力があるかどうかは前場次第だろう。
寄り付きが高いことで下値もそれなりに引き寄せられるとは思うが、昨日の始値32280円付近までは押すこともありそうだ。
最悪で20日移動平均線の32120円付近まで見ておく必要はあるだろうが、そこまで押すなら先物の上昇はなんだったんだよという話にもなるので、面倒くさいから勘弁してほしいところだ。