昨晩のNYはまちまち。
ダウは36ドル安34463ドルと健闘したものの小幅安となった。
ハイテクの上昇とエネルギーセクターと生活必需品セクターの下落が相殺した格好とメディアは伝えている。
ジャクソンホールのFRBパウエル議長発言はほぼ間違いなく利上げの話となることからすでに米国債の金利が上昇しており、その関係で売り買い交錯といったところだろうか。
奇しくも60日移動平均線に頭を抑えられた格好だが、週末までこの位置で我慢となりそうだ。
ナスダックは上記の通りハイテクセクターの上昇で反発。
なんとか13181ポイントのラインから戻ってこれたが、こちらも60日移動平均線が頭を抑えそうな形。
今晩ここを抜けたとしても上には20日移動平均線が降りてきているので、この二重の上蓋を跳ね除けるまでの力があるかどうかはまだ疑問余地ありだ。
夜間の先物が上昇で日経平均は一旦上昇傾向続く
こうしたNYの動きとは関係なく夜間の日経先物は上昇、320円高の31820円の引けとなっている。
ようやくトレントレンジの並行チャンネルを引く気になったのだが、この下降トレンドを抜けるには32200円付近まで必要で、先物にとっては少々難しい状況に見える。
今日のところは20日移動平均線の32150円が上値の目安になるが、そこまで行けるかどうかは現物の方の動きも関わってくるので、単純な話ではなさそうだ。
一方の日経平均はこんな状況。
一旦上値の目安となる20日移動平均線はレンジ外となっており、その前に60日移動平均線と被る格好でトレンドレンジ上限の31950円付近が上値の最初の目安になりそうだ。
ここを抜けると32000円の節目が次で、その上は20日移動平均線の32180円が目安になる。
今日はこの三段構えの上値目処を頼りにみていくことになりそうだ。
下値は31500円〜31600円台
一方の下値だが、昨日の終値付近、先週木曜の終値付近となる31550円前後と31620円前後が最初の目安になる。
ここを維持できないと再び31371円というラインと、その上にある金曜終値31450円付近が下値の目安になってくる。
今日ここまで下げられると明日以降の週後半が辛いので、出来たら今日は先の上値目処の方向に向かっていって欲しいところだ。
何れにしても週末を抜けた後月末まで日があるので9月のSQに対する仕掛けの時間は十分ある。
その関係で来週も動きが怪しいので、せめて今日は32000円付近まで値を伸ばしておいてもらえればと思う。