前引けの日経平均は298円高の31748円で引けとなっている。
寄り付きから一気の戻しは圧巻だったが、10時過ぎからの売られ方は酷かった。
結果的に今の位置での引けとなって入るが、ああいった急な動きは非常に神経を擦り減らすので、勘弁してほしいものだ。
今のところは、先週水曜の安値が31766円、今日の高値が31758円と僅かに届いていないが、60日移動平均線と先週の安値の間の2/3までは戻せた格好。
このまま維持、もしくは60日移動平均線の31950円付近まで戻せるなら、今晩は気になるが明日までは保つと考えてもいいだろう。
尤も、明日再度下落となる可能性もあり、32000円まで戻れない間は、上下行ったり来たりとなるだろう。
今週はそういった厄介な週なので、前場のようなはっきりとした動きが続かないと、10時のような辛い場面もあと何度かあるかもしれない。
底打ちしたという安心感が広がるかどうか
仮にこれで底打ち感が広がったとしても、まだ週後半のNYが気になるところで、それを過ぎたとしても月末までの需給の綾取りもあって、決して楽観的にはなれないだろう。
それでもなお底を打った安心感が広がっていくなら、少なくとも31000円割れはしばらくはなく、横這いで行けそうだ。
興が乗れば32000円復帰もあるだろうが、そこまでは高望みだろう。
いずれにしても落ち着いた相場が戻って来ることに越したことはないので、今日の後場の目標は安心感が得られるかどうか、となる。