昨晩のNYは反落。

ダウは361ドル安、34946ドルと35000ドル割れ。
20日移動平均線を思いっきり割ってきたので、今晩戻れないなら34712ドルを目先目指すことになる。
尤も、メディアの様子を見ると、小売売上高が予想を大きく上回ったことを元にして債権金利が上昇したことを要因としているようだが、正直言って金利上昇はもうとっくに想定の範囲のはず。
ただそれがどこまでか確定していないので、不安要素は理由になりやすいと言ったところではないだろうか。
実際は時期的な需給の都合が大きのではないかと思われるが、ただ、そうだとしてもこの下落は少々厳しい。
日本同様昨年はこの時期から下げていった経緯もあるので、今晩の動き次第では雲行きが怪しくなる。
ナスダックも同様。

こちらはまだ60日移動平均線が下に待っているので、ここを足がかりにすることが可能だが、やはり20日移動平均線に届いてない点が弱気の理由になる。
金利ネタはネガティブインパクトなので、頭が重くなるのは仕方ないが、ダウ同様、今晩頑張れないと13181ポイントが現実味を帯びてくる形になっていくだろう。
間の悪いNYの下落で先物は32000円割れ

こうしたNYを受けて先物が31890円と60日移動平均線を割れてきた。
今日の終値次第では、以前から書いている通り31370円を目指すことになる。
前場は仕方ないとして、後場に32000円に戻れるかどうかが今日のポイントとなるだろう。

日経平均は先物の夜間終値を受けて恐らく31900円前後での寄り付きとなりそうだが、このタイミングは、正直微妙だ。
先物業者もここぞとばかりに売ってくることは予想されるし、休み明けで帰参者が増え始めるタイミングでもあるので、彼らがどう反応するのかにもよるが、冷静に市場を見ていられるかどうかが今日の動きを決めることになりそうだ。
まずは我慢の前場となるのは必至で、31500円の節目まで下値を伸ばすのか、はたまた一気に31371円を目指すのか、といったところは考えておくべき。
その上で売り仕掛け失敗、もしくは短時間で買い戻しが入って31800円そこそこで前引けとなるなら後場はそれに乗じて32000円台に復帰、という形もあるだろう。
ただ、一方的に投げが投げを呼ぶパターンだと、今日は戻ってくることは叶わず、明日にわずかな望みを託すのみという嫌な結果になる可能性もある。
一番楽観的なパターンは、前場で底打ち後場は昨晩のことなどなかったかの如く32200円くらいまで戻って引ける形だが、流石にそれは甘過ぎる想定だろう。