前場の日経平均は103円高32358円となった。
一時32500円台まで伸びたものの買いが続かず、始値を割って陰線の状態。
このまま陰線で引ける可能性も高く、最悪は32200円割れることもありそうだ。
逆に、32500円を抜けることができれば32700円までとなるが、前場10時からの下げ方を見ると、かなり厳しい展開となりそうだ。
買い上がる理由が希薄
金利にしても業績にしてもファンダメンタルズ的にこれと言った大きなネタがない以上、それを元にした買いが入らないことには今以上の上昇は難しいと思われる。
環境的には米国経済のソフトランディングに向けた前向きな期待があるだけで、直接日本経済にとっての大きなプラスにはならない。
そのため買い上がるわけでもないが、失望の売りが出るわけでもなく、あとは需給の都合だけとなるので、上値は重い展開が続くことになりそうだ。
先にも書いた32700円が遠く、32500円台に戻れればいいなといった状況なので、後場は希望はすれども期待はせずと言った状況になる。
逆に下値の方は気を緩めたらスッと落ちていきそうなところで、32200円が割れると厳しいだろう。
下値目処は昨日の終値32250円付近で、これを割ったら32000円までと言った形になりそうだ。