昨晩のNYは大幅な下げとなった。
ダウは348ドル安、35282ドルと1週間分巻き戻った格好。
米国債の格付け問題とメディアは説明しているが、それと半導体セクターの下落は結びつけようがない。
単純にここは調整の売りで需給の問題で良いだろう。
どちらかというと、コンセンサス以下だったのなら業績自体は悪くないと言われている半導体だけに、良い押し目になっているかもしれない。
ナスダックは続落。
高値更新の続きが見られるかもしれないと思っていたのだが、短期的に休みたがっている様な形に変わった。
今晩戻りがあるにしても自立反発の範囲であれば、もう少しの間調整が続きそうな気配だ。
できれば横ばいでお茶を濁しておきたい形だけに、もう一丁押すと深みにハマりそうで要注意となる。
先物32240円、二日間で1000円超の下げ
日経先物の夜間取引は32240円での引けとなった。
下げる時は早いものであっという間の1000円だったが、やはりこの形になってしまうと1度は32000円を割れないとならないだろう。
下値支持は60日移動平均線で、31915円ほどの位置だが、ここまでタッチしなくとも32000円にツラ合わせしたら一度は止まることになりそうだ。
今日はそこで止まって戻ってこれるかどうかで、少なくとも陽線になれたらなんとか明日のリバウンドを想定できるのだが、まだそこまでの想定は難しい。
下値予想は簡単だが上値はというと、スタートが低い位置なので32500円台が目処となる。
雰囲気的に昨日の安値32628円すら無理そうな展開が予想されるので、もしそこまで戻るなら拍手喝采となっても良いだろう。
下げ三日という格言から考えるとまだ二日目だから今日の斑点は難しいかもしれないが、一応打診を始める位置になってきたと考えている。
ただただ注意したいのは、32000円割れてもまだ下げる様なら、今日の深追いは禁物なので、そこは相場と相談しながら行きたい。