2023年7月31日の日経平均は412円高、33172円で大引けを迎えた。
窓を空けての上昇で33400円まで高値を付けた今日は、日銀会合を終えて週初のスタートとしては上出来。
ここを足がかりに更に、といきたいところではあるが、それを今晩の先物とNYが後押ししてくれるかどうか。
SQまでは今の方向性を維持できるのなら、34000円も視野に入れておいて良いと思うが、実際はそこまでの道程が少し荒れそうに思える。
素直に動いてくれるのなら直線的にこのまま上昇を続けてもらってSQの週後半で休みに入る形になるだろうが、そうではなく、明日か明後日あたりで頭打ちとなってSQ前まで下落、ということもあるかもしれない。
いずれにしても上値はそこそこ限定的だが、下値に関しては少々キツめに、32000円割れまでは見積もっている。
というのも、オプションの30000円プットの残高が異様に積み上がっていて、本当にそこを狙うのか、と少々気にしているのだ。
33500円を抜けるならもう一段上も
明日の上値目処は今日の高値より下の33300円台を想定する。
だが、仮に明日前場で33500円を抜けるなら、後場ダレたとしてももう一段、水曜に期待してもいいかもしれない。
そうなると34000円が少し近づくので、その期待を持って週後半どう動くのかで、SQまでの動きも見えてこよう。
この判断については今晩の先物にもよるだろうが、一応念頭に入れておきたい。
そうではなく、上値33300円台までの本来の動きだった場合は、明日の後場の下げ具合によっては33000円を割ってくるので、そうなると週後半が厳しい動きとなりそうだ。
明日は割らずとも明後日に、ということもあるので、そうなるとSQまで、ずるずると下げていくことも予想される。
34000円を眺める時間が今週生まれるかどうか、今晩と明日はそんな分かれ道の前哨戦とも言えるだろう。