2023年7月11日の日経平均は大引け13円高の32203円で終了した。
想定の範囲内の苦しい展開で、なんとか引けも昨日より若干プラスではあるが、陰線が2本並んだこの形は短い踊り場にも見え、ここからズドンと下がっていっても文句の言えない格好。
もちろん反転もワンチャンあるのだが、頼みの綱が今晩のNY次第、先物次第という何とも頼りない状況。
仮にここで踏ん張れなかったら、SQは31500円にも見えて来るので、非常に嫌な気分にさせる引け方だった。
明日の朝は国内の機械受注の指標発表も控えており、予想がかなり低めのためハードルは低くとも実際にその通りだとするとかなりの減となり、なかなかポジティブにはなれないだろう。
NYは明日の晩にCPIが控えているし、利上げの織り込みは実際のところ済んではいないようで、仮に済んだとしても大きな買い繋がるとは思いにくい。
やはり昨日までにもう少し上に向かってくれていたら楽だったのだが、ここまで来てしまってはどうしようもないだろう。
正直かなりネガティブである。
32000円割れたら早い
ここまで何度も32000円と書いているのだが(今朝も書いた)、本当にここが割れると、今はかなり早いと思う。
昨日までであればまだ31800円後半で反発の芽はあったと思うが、昨日割らずに今日も割らず、かといってそこで得たチャンスを活かせず32500円は抜けられなかったのだから、もうチャンスは無いように思う。
32000円を割ったら31800円台後半は通過点で、一気に31500円まで行くだろう。
ここで一応止まることはできるだろうが、31400円台も31300円台でも支えは残っているので、逆にそこまでならオーバーシュートもできると考える。
ここまでが今の所の弱気想定だが、一方強気はどうかというと、ぼんやりしていて今ひとつ思い浮かべることができなし。
32500円も何度も書いているのだが、この節目がなかなか抜けていけない。
これを抜けて上に向かうイメージが、ここ数日の間に一気に薄れてしまった。
それでも気を取り直して上値目処を探すと、20日移動平均線の32700円どころがその目安になるだろう。
ただ、そこまでタッチで終わると結局戻り高値となってSQ後に再度下げていくことも考えられるので、できるだけ上値は取っておきたい。
週末に書いた想定ではその上の33000円までは戻るのでは、というSQだったのだが、現時点ではかなり厳しいと言わざるを得ないだろう。
現時点ではかなり絵に描いた餅に近いか、いやまさにそのものかもしれない。
今晩のNYと先物を眺めて過ごすのが今日これからできることだ。