2023年7月5日の日経平均は83円安、33338円で大引けを迎えた。
もう少しで3並びだったのだが、それはさておき、想定通りよく頑張ったと言える。
前場はかなり苦しい展開の中、下値の固さというか踏ん張りがあった点は非常に強かったとも言える。
それを受けての後場の動きも、苦しい展開だったが、最後は買い戻されて行っての83円安だった。
先物の日足の形も長めの下髭となった点は評価できる。
ナイトセッションがどうなるかはまだわからないが、この位置を足場にしてくれるなら、明日はもう少し上での動きとなりそうだ。
日経平均下落の寄与度としては【9983】ファーストリテイリングがダントツ。
逆にプラスの寄与度は昨日一時ストップ安となった第一三共を筆頭に、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、ダイキン工業などだった。
ETFの換金があっても結果的に買いの入る銘柄としては、今日の様なラインナップが続く可能性があるので、寄与度のランキングを気にして売買するのはアリかもしれない。
10日まで続くETFの換金
巷で流れているETFの換金については、7日と10日に決算日を迎えるとあって、そこまでは続くことになるため、来週頭まではこのまま重い展開が続くと見られる。
そんな中でも買いが断続的に入る状況は、相場としてはそう悪くもないという見方もできる。
時折出る売りに対しては注意を払いながら、高いところや銘柄を避けて通れば、意外にうまく立ち回れるのではないだろうか。
こうした中で33500円〜33700円の足場固めができるのであれば、SQに向けて34000円台は十分可能ではないかと思う。
明日はそうした中で、下値があるとしたら、今日の終値から少し下まで、33200円台がちょうど良い目安となろう。