昨晩のNYは続落。
ダウは110ドル安で33786ドル、NASDAQ97ポイント安、S&P500は24ポイント安だった。
寄り付き大きく下げた始まったNY市場はざら場でプラス圏に戻った時間帯もあったものの、午後になった再び下落、引け前に買い戻されたが結果は0.3%〜0.5%ほどのマイナスとなった。
新規失業保険申請件数が予想を上回り前回から5000件増えたことと、テスラの業績悪化が主な下げの要因とのことだが、未だ利上げのゴールが見えてこないことも市場心理に影響を与えているのではないだろうか。
SQを控えてのダウのこの位置は普通にみたら下落を示唆しているのだが、果たして今晩のNYや如何に、といったところ。
想定通り素直に動くなら、33400ドル付近まではありそうなのだが、FOMCも控えている月末の1週間は、神経質な動きになりそうで、あまりお付き合いしたくない相手だ。
225先物が異様に強い
そんなNY市場を他所目に225先物は50円安と底堅い結果となっている。
ナイトセッションスタート当初も28500円台で動きが出てこない中、NY市場の上昇に合わせて一時プラス件に上昇、結果は前日大引比50円安とかなり底堅い印象。
これならもう一丁いけるか?
と、心から思えないのが今の状況だ。
月末の需給は来週複雑で、4月新年度の資金量と銘柄入れ替え、連休前の処分や仕掛けが交差するため、もしかしたらもう一段上がありそうでもあり、となると年初来高値再挑戦、昨年の高値更新まで見えそうでもある。
その前哨戦が昨日今日であるなら、今日は少なくとも今の位置は維持しないとならないだろう。
終値ベースでみると、トレンドレンジをオーバーシュートして5日経過。
3月の時はSQまでの5日間オーバーシュートしており、SQを最後にレンジ内に戻ってきたが、今回はまだ戻ってきていない。
今日は28510円ほどの位置がレンジ上限なので、ここを下回るかどうかでもう来週の動きが見えてくるかと思っている。
これを上まった場合は、来週前半はまだ高い位置を保てそうに思える。
これを割って今日引けるなら、これまでの想定通り下落開始か、といったところだ。
いずれにしても正直いって予想は予想でしかなく、今日の日経平均がどこへ向かうのかは市場のみぞ知る、としか言えない。
ちなみに上値は期待できて800円台だと思うが、仮に値が飛んだら来週前半は高値更新の話で持ちきりになるだろう。
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