FRBの対策発表も市場には届かず4日続落となり昨年10月以降5ヶ月ぶりの32000ドル割れとなった。
SVBの一件で今月の金利上昇はないのではないかとの観測や国債の実質的な利回り低下で、ハイテク株が上昇してNASDAQはプラスで弾けているが、さて、これで止まってくれるのかどうか。
ダウもまだまだ辛そうだが、もう今は日本市場のことしか頭に浮かばないのも正直なところだ。
FOMCの結果がわかるのは来週で、少なくとも今朝の結果は今晩遅くにならないと確認ができないため、日本市場はこれを受けて再度窓空けからの寄り付きとなりそうだ。
三空で27000円割れも視野に
昨日は長い下髭で終わった日経平均だったが、下げ三日の二日目ではやはり止まってくれないようだ。
先物のナイトセッションはダウの下落もあって27230円の引けで、ついに2月の安値に届きそう。
これを受けての現物は27500円台で始まりそうで、これが現実となると三空となる。
三空は反転の兆しと言われているが、いつ反発するかまではわからないので、少なくとも今日は再度耐える日となりそうだ。
昨日、底値からの戻りもあって買った向きも多いかもしれないが、その投資家たちが今朝投げ打つことで一旦そこは入りそうだが、そこから再度すぐに買い戻しや回が入るとは思えない。
その上で、その投げの影響を受けた投資家たちがこれまた耐えたとしても厳しい含み損に見舞われるし、致し方なく投げたとしたら資金的にだいぶ痛手を負うことになるので、その資金でそこから再度会向かう気力は出ないだろう。
となると三空で勢いは止まるかもしれないが、底打ちはもう少し先、と考えるのが妥当だ。
昨年6月の推移から少し考えてみた記事を日曜に書いたのだが、その際、昨年6月は上げの1.65倍下げたのに対して同様の動きを今回するならば、結果は26000円割れ、という計算だった。
もちろんそんな単純な計算で決まるわけでもないが、仮に今日、昨日買った向きが投げた場合、その結果は連鎖的に現れるので、27000円台維持は正直難しいと思う。
となると27000円を割れたとしたら、その影響は更に長く続くわけで、一旦持ち直したかに見えても結局二番底を探しに再度下落して、結果的に26500円付近まで行ってしまう可能性がある、ということは頭に入れておいても損はないだろう。
コメント