昨晩のダウは続伸も、上髭の長い日足となり、不安を残す形となった。
幸いというか、チャーチスト的には下髭も付いているため窓が空いておらず、アイランドリバーサルにハマる形では無いのだが、高い位置での長い上髭は、一般的には下げ展開のシグナルになりやすいのは誰でも知っている事だ。
とは言え、直近の高値は抜いた記録は残されたので、これは明日以降の展開に未来を託すしかないと思う。
現物と先物の乖離
既に寄り付いている今日の市場だが、日経平均だけ見ると、割と良い形に見えるのだが、先物のチャートを見ると、ダウの影響をもろに受けた格好になっている。
この形だと、現物としては28000円台まで鞘寄せされるため、寄付きこそ上昇となるが、その後は頭打ちとなって、結果、今日の引けは若干のプラスか変わらずくらいのが関の山ではないだろうか。
昨日の状況を思い出すと、ともすれば売られてしまう可能性も高く、上値は期待できそうに無いのだが、それでも上がるならばと考えるなら、昨日の高値付近までとなろう。
直近のトレンドレンジの下限が上値目処であることには変わりなく、さらにたまたまだが9月の大きな窓の下限が機能の高値付近に影響したとしたら、この辺りを抜けるのは至難の業と言える。
このままの勢いだと、何処かで売が出た時にそのまま素直に下げていく可能性が高く、ダウや先物同様の上髭の陰線となると、明日から分が悪くなることだろう。
頑張って欲しい気持ちはあるが、今のところは週初の期待通りにはなりそうに無い、といったところだ。
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