直近のNY市場(3月6日・現地終値)は、ダウ47,501.55ドル(前日比-453ドル、-0.94%)、ナスダック22,387.68(前日比-361ポイント、-1.59%)と揃って下落した。
7日発表の2月雇用統計で非農業部門雇用者数がマイナス9.2万人減と予想外の悪化を示し、失業率も4.4%と予想を上回った。
雇用市場の軟調と原油価格の上昇を背景にスタグフレーション懸念が強まる展開となった。
一方で、マーベル・テクノロジーの好決算ガイダンスが情報技術セクターを下支えし、下げ幅を限定した。
本日(3月9日)は週明けの日本市場がこの流れを引き継ぐ形で取引を再開する。
※本記事は3月8日作成:朝7時の段階でCFDが52000円台
スタグフレーション懸念が重石──ダウ

NYダウは3月6日(金)、47,501.55ドル(前日比-453ドル、-0.94%)で取引を終えた。
7日発表の2月雇用統計が市場予想を大幅に下回り、雇用市場の軟調さが浮き彫りとなった。
同時に原油価格の上昇が続いており、景気後退と物価高騰が同時進行するスタグフレーション懸念が市場心理を冷やした。
セクター別では生活必需品とエネルギーが上昇した一方、一般消費財と素材が大きく下落した。
今晩(現地3月10日)の想定としては、週明けの値動きが焦点となる。
雇用統計の衝撃が一巡し、押し目買いが入る可能性がある一方、スタグフレーション懸念が根強く残れば上値は重くなりやすい。
47,000ドル台前半が下値の節目となり、この水準を維持できるかが当面の焦点だ。
上値は47,680ドル近辺が第一抵抗、48,880ドルが大きな節目となる。
想定高値:48,880 想定安値:47,010
半導体に明暗、調整継続か──ナスダック

ナスダック総合指数は3月6日(金)、22,387.68(前日比-361ポイント、-1.59%)で取引を終えた。
マーベル・テクノロジーが好決算ガイダンスで18%超の急騰となり、半導体セクター内で明暗が分かれた。
一方で、雇用統計の悪化を受けてグロース株全般に売り圧力がかかり、指数は続落した。
ブラックロックがプライベート・クレジットファンドの解約制限を発表したことも、市場のリスク回避姿勢を強める要因となった。
今晩(現地3月10日)の想定としては、週明けの手掛かり材料待ちとなりやすい。
半導体銘柄の個別材料次第では底堅い展開も想定されるが、マクロ環境の不透明感が上値を抑える構図は変わらないだろう。
22,330ドル近辺が下値の第一支持、21,600ドルが大きな節目となる。
上値は22,510ドルが第一抵抗、22,780ドルがレジスタンスとして意識されやすい。
想定高値:22,780 想定安値:21,600
週明け波乱の幕開け──日経平均

日経平均は3月6日(木)、55,620.84円(前日比+1,375円、+2.54%)で大引けた。
前日5日の急落(1,032円安)から一転、大幅反発となった。
しかし週末のNY市場急落を受け、CME日経先物(円建て)は54,015円まで下落しており、日曜夜間の先物終値も54,020円となっている。
本日(3月9日)の寄り付きは54,000円近辺が想定され、ギャップダウンでのスタートとなる公算が大きい。
前場は週末のNY急落を消化する形で神経質な展開となりやすい。
先物の動向を見ると、54,020円近辺が下値の節目として機能するかが焦点だ。
この水準を割り込むと53,750円への下押し圧力が強まる可能性がある。
一方、上値は54,320円が第一抵抗となり、ここを突破できれば54,500円台への回復が視野に入る。
さらに55,490円近辺が上値の節目として意識され、ここを上抜けられるかが反発の試金石となる。
後場は海外投資家の動向と為替の影響を受けやすく、ドル円の水準次第で振れ幅が拡大する可能性もある。
先物の値動きが現物を先導する展開となりやすく、54,000円台前半での攻防が続く公算が大きい。
基本シナリオとしては54,000円〜55,490円のレンジ内での推移を想定する。
想定高値:55,690円 想定安値:54,510円 基本シナリオ大引け:54,300〜55,200円
夜間急落、節目攻防へ──日経先物

日経225先物は日曜夜間取引で54,020円で引けており、前週末の大証終値(55,730円)から1,710円の大幅下落となった。
夜間取引では55,790円まで上昇する場面もあったが、NY雇用統計の衝撃を受けて53,750円まで急落した。
本日(3月9日)の焦点は54,000円台を維持できるかどうかだ。
54,020円が下値の節目として機能するか、あるいは53,750円まで再び試す展開となるか、序盤の値動きが重要となる。
上値は54,320円が第一抵抗、55,670円が大きな節目となる。
ドル円相場の動向も無視できず、円高が進行すれば先物にも下押し圧力がかかりやすい。
一方、円安方向への振れがあれば下値を支える要因となる。
54,000円割れでは持ち高を軽くする判断も一考に値するだろう。
想定高値:55,670円 想定安値:53,750円 注目節:54,020円(夜間終値・下値支持の鍵)
まとめ
週明けの日本市場は、NY雇用統計ショックの影響を受けて波乱含みのスタートとなる公算が大きい。
日経平均は54,000円台前半での寄り付きが想定され、前場は神経質な展開が予想される。
一方で、押し目買い意欲も根強く、54,500円近辺で下げ渋る可能性もある。
今晩のNY市場がどう反応するかが、今週の流れを占う上で重要な手掛かりとなるだろう。
※本記事は個人の見解に基づく相場観の記録であり、投資の推奨を目的とするものではありません。投資判断は自己責任で行ってください。


