昨晩のNY市場は大幅な反落となった。

ダウは一時39500ドル付近まで戻したもののその後下落に転じ、結果は320ドル安、37646ドルと前日比マイナスに沈んだ。
ある程度戻り売りは想定したものの、タイミング的には少々早く、また引値も想定よりは低かった。
尤も、下落から戻るタイミングが日本市場よりも早かった(日本は下落した後の夜間取引で戻ったが、米国はその日のうちに戻った)ため、戻り不十分ということも言えるだろう。
いずれにしてもここから再度のスタートなるが、前日の下落時の引値よりも下で引けている分、厄介だ。
また、昨年8月の暴落時と比較して終値ベースで下抜けてしまっており、さらに問題。
昨晩は特に指標の発表もなく、このままだとジリ貧なのは目に見えていると言える。
週足で見ると、240週移動平均線の上でと待っているのが救いといえよう。
昨年8月の下落時は週足ベースでは長い下髭で終わっていた。
今回もそうなるかどうか、この後の週後半の動きに注目したい。
ナスダックは日足で見るだけだとダウほど悪くはない形に見える。

大幅高から始まって終値は前日の日足実体の半値押しのところで止まった格好。
これならなんとか再度の反発は期待も少しできそうだが、本来ならこの動きは最低二日かけて行われるべき動きだった、と考えている。
それが一晩で済ませてしまっている点が少々不安でもある。
何れにしてもダウ同様、週末までには再度反発できるかどうか、成り行きを見るしかない。
先物は反落で前日の反発分の半値戻し、日経平均は再度戻りを試される日
NY市場の下落もあって先物は一時33900円台をつけるもその後反落。

ここで踏みとどまれるかどうかだが、順当にいけるなら再度戻りを試すタイミングになるはずだ。
もちろん単なる過去のチャートの動きからくる想定ではあるが、大幅下落の後の全値戻し(実際は8割5部程度か)からの半値押しであれば、ここを耐えられたら再度上昇してもおかしくはない。
もちろん単なる経験則ではあるが、今日はそれに期待したいところではある。
逆にここからさらに押されて結果的に終値が全値押しのいちに届いてしまった場合は、再度そこからのスタートなるため、もう一段のさては覚悟する必要がある。
SQ前でこれだけ上下に触れると、売り方も買い方も上手くいっていれば大儲けだろうが、単に上下に振られて結果トントン、最悪は往復ビンタでボロボロにもなっていそうだ(筆者はその部類)。
日経平均はこれを受けて反落スタートからの戻りを試されることになる。

前日安値、31729円が下値の目安になるので、これを割らなければ、あるいは割って引けなければということになる。
先物のプレオープニングから現物の寄り付きの時点でどう動いているかにもよるが、仮に先物が戻してきたとしても1回は32000円割れを再度経験する可能性はあるだろう。
その時に動揺せずに構えていられるよう、心しておきたい。
もちろん、最悪の場合戻って来れないどころかさらに下落する可能性もあるので、その場合は全値押しも考えておくべき。
再び前日比2000円超という結果も無くはない、といった点は一応認識しておくべきだろう。
問題は想定通りと待てってくれた場合だが、先にも書いた通り想定は32000円割れを回避しての引けなのだが、下げた始まったとしても出来れば昨日の日足の半値の位置までは戻してもらいたいところ。
大雑把に言うと32500円より上で引けてくれれば良い、と言うことになる。
その上で先物の高値33920円をに迫る、あるいは抜けてくれたら最高なのだが、流石にそれは高望みといったところ。
今日も上下に大きく動くことになりそうだが、下値の目安だけは覚えておいて損はないと思う。
日経先物時間足別目安
- 4時間足 下値は31580円が節目となっているのでこれを目安に、32250円と32310円が戻りの最初の目安になる。
- 時間足 昨晩の31700円〜33430円のボックス圏が気になるが、32040円から下へ伸びるようだと一旦下値模索が続く
- 30分足 時間足同様
- 5分足 32040円を下抜けた場合、下値は31870円が目安、32250円〜32270円を上抜けられれば戻り歩調と言えそう