昨晩のNYは続伸。
ダウは123ドル高と史上最高値を更新して引けたが、トランプ次期大統領の関税の話で一時300ドル安まで下げていた。
財務長官指名で盛り上がった後のことだけに、なかなか厳しい状況だったが、なんとか伸びた形。
FRBの議員たちの意見が割れる中、今後の利下げに対するハードルはまだ高いままで、加えて今晩の経済指標も気になるところ。
それらを加味して考えると、上昇継続は期待残るも少々難易度は上がっていると考えざるを得ないだろう。
ナスダックも100ポイントほどの上昇で右肩上がりは継続。
NVIDIAが下げ止まったこともあるだろうが、ハイテク部門が相変わらず牽引役となっている模様。
やはりトランプ関税の話は影響が大きいようだが、このままの形で右肩上がりが続くかどうか、今晩次第と見ている。
なお、明日は感謝祭のためNY市場は休場だ。
先物は底堅くも日経平均は再び上値の重い展開に
先物は160円安と昨日大引けで戻った分が帳消しとなったが、安値が38230円と底堅さも見せた。
トランプ関税の市場解釈が昨日の重しとなったわけだが、これが過剰反応だったかどうかが今週後半の動きにつながると思われる。
移動平均線が収斂しているこのタイミングで上抜けのチャンスが潰れたため再度出直しとなるが、月内最終から実質月替わりとなる明日以降、期待半分不安半分といったところだ。
日経平均は上値の重い展開が続く見込み。
60日移動平均線の38493円と、120日移動平均線の38281円の狭い範囲での動きとなりそうだが、どちらかに抜けることが今日あるいは明日にできるかどうか。
明日はNYが休場となるため、恐らく明日か明後日に大勢が決まる可能性があり、今日はその予兆が見られるかどうか。
どちらか一方に振れたとしても、引けに戻して来るなら明日にお預け、そのままの方向性を維持した場合は明日以降の方向性となる可能性が高い。
何れにしても動きづらい1日になると思われるが、それが外れた場合はその方向に大きく動いていくことになるので、その点は注意しておきたい。