昨晩のNYはダウが44736ドルと史上最高値を更新。
トランプ氏の財務長官候補で指名された著名な投資家を市場は好感、といった記事が目立っているが、とにかく窓を空けての続伸となった。
大統領選以降、派手な揚げ方の目立つダウが、この勢いに対する反動が少々気になるものの、ここはこの上昇を歓迎しておきたい。
青天井となった状況でどこまで続くかは少々疑問もあるが、少なくとも経済見通しはそう悪くは無さそうで、尚且つインフレに対しても楽観的な見方ができている点は評価できる。
あとは12月に控えるFOMCの利下げが想定されている通りとなるかどうかといったところだろうか。
一方のナスダックもなんとか続伸。
インテル株の上昇もあって半導体部門はなんとか体裁を保った格好だが、NVIDIAの下落の影響は大きい。
それでもチャートは右肩上がりを続けていて、先々週までの下落を取り戻しつつある。
今週は明日の晩の感謝祭の休場後の動きがどうなるかがきになるところだ。
先物90円高で底堅く推移、日経平均は続伸期待
夜間先物取引は安値が38630円、結果90円高の38830円と底堅い結果となった。
昨日のざら場の高値には届いていないが、下値は底堅い結果となっている点は良い傾向と判断できる。
今日は再度39000円台への挑戦となると思われるが、先週まで続いていたざら場の売りが切れているのであれば、そう難しくもないのではと予想される。
日経平均はこれを受けて底堅く推移すると予想。
昨日の終値を挟んで上下すると思われるが、押して20日移動平均線のある38600円台までと考えたいところ。
これを大きく割ることはないだろうが、用心するなら60日移動平均線のある38400円台も頭に入れておきたい。
一方で上値は昨日の高値39053円を目指して欲しいのだが、簡単にいくかどうかは前場の動き次第だろう。
底堅い推移を見せてくれれば前場で39000円台奪還、15日の高値39101円にも届くのではないだろうか。
月内最終までの間はこの勢いが持続するだろうから、今日明日でもうひと伸びを期待したいところだ。