昨晩のNYはダウが小幅ながら反発、NASDAQは小幅安で横這いとなった。
決算発表が続く中、ネガティブな銘柄が目立った割にダウは139ドル高と小幅に反発。
微妙な位置だが半値押し付近で値を保っている格好だ。
今晩以降の指標やFRB理事の発言などが注目される中で、この後の動きは決まってくることになる。
20日移動平均線も下支えとなっているため、これを割り込むと43000ドル割れから60日移動平均線付近まで下げていく可能性もあるので、注意したい。
ナスダックは小幅安。
NVIDIAの決算発表を控えて一時昨日の始値まで下げたが結果はこの通り。
前日の上昇に対する反対売買が出てそれでも戻ってきたのだからなかなか強かったと言えよう。
先ほどの速報では、NVIDIAは8-10月期は予想を上回ったようで、次の第4四半期の予想は更に上乗せされている模様。
問題はこの後で、NVIDIAの決算が良いと踏んだ向きが織り込んだ形だとすると、ここで出尽くしとなるかどうか。
今晩その答えが見られるだろう。
先物は連日の長い下髭で160円安、日経平均は反転できるか
夜間先物取引は、一時37860円まで下げたものの結果は160円安の38280円で引けとなっている。
昨日に続き長い下髭となったが、これで先週末を含めて3本目となり、60日と120日移動平均線にほぼ挟まれたままだ。
そろそろこのボックス相場を抜け出しても良い頃合いかと思うが、今日動けるかどうか。
日経平均はこれを受けて弱含みのスタートとなりそうだ。
尤も、これまでの動きや先物の動きから、下値は限定的と思われるので、注意すべきはここで反転できるかどうかだろう。
60日移動平均線は38507円で、昨日もそこまでは届いたものの、抜けきれなかった。
今日もそれが上値の目安となるので、これを抜けるかどうかが焦点になる。
一方でここから崩れるとなると、38000円割れから37800円となってくるので、明日の週末を挟んで月末までは弱気相場継続となりそうだ。
月曜の安値が38150円なので、これが最初の下値目安になるだろうが、仮に38000円を瞬間割ったとしても、戻って来れるならなんとかなるとも考えられるので、今日は少々痺れる展開になるかもしれない。