昨晩のNYは大幅な続落となった。
弱い経済指標に対するFRBの対応の遅さに批判の声が出始めているようだが、日本の市場の下げっぷりもあって流石にダウも止まることはできなかったようだ。
昨日、「一旦落ち着く可能性もある」と書いたが、素人の戯言と言わんばかりの下げ様には恐れ入った。
尤も、改めて引き伸ばした4月からの上昇平行チャンネルの下限にかろうじて引っかかったかどうか、といった形で、正直これでもまだ止まれるかどうか微妙な形に見える。
日本市場は三空を待たずに一旦底打ちとなりそうだが、ダウはどうだろうか。
今晩次第ではあるが、今週のFRBの理事たちの発言を聞いてからだと少々時間がかかりそうだ。
ナスダックは一旦下げ止まり、大きな陽線となったもののそれでもなお576ポイント安だった。
終値こそ16200ポイントだったが、昨日書いたように16000ポイント割れが実際に起きてしまった。
240日移動平均線タッチ後の反転なので、今晩次第ではあるが、上髭の長さから正直自立反発の範囲で終わる可能性もある。
戻り売りもありそうなので、今週は二番底探しとなるのではと思っている。
先物1990円高で一旦底打ち、日経平均は反発も追証が続く中重い展開
夜間先物は漸く底を打った形。
昨日の下げ幅に比べるとギリギリ半値戻したかどうか、といったところなので、もしかしたら35000円台まで一気に戻ってくれるかも、と、少しだけ期待したりもしている。
とは言え実際の現物市場では追証がまだ終わりきっていないと思われるため、一旦底打ちとなるにしても前場執行、後場執行の強制執行は出そうで、これがどれくらいの重さになるかは正直わからない。
そういった観点から日経平均のチャートを見ると、先物の戻り幅がそのまま反映されるかどうか微妙に思えてくる。
昨日の現物の陰線の半値戻しの位置は、先物の終値付近。
高値ラインの付近ともなるため、一旦その辺りが目安になりそうだが、実際に先物について来れるかどうかは微妙だ。
ここまで動きが大きくなると先物との乖離も大きくなるため、予想は非常に難しくなる。
追証の消化と先物次第ではあるが、上値は33700円台までを目安として、下値はあくまで肌感になるが、32800円前後付近でなんとか収まってくれれば、といったところ。
何れにしても、資金確保ができているなら無理はせず、とは言えチャンスでもあるので慎重になりつつここは225やTOPIXのETFなどで反発期待を込めて勝負に出るも良し、そうでなければ一旦口座の資金を少しでも守ることを最優先すべきだろう。