昨晩のNYは大幅な上昇で取引を終えている。
430ドル高となったダウはこれまで溜まっていた鬱憤を晴らすかの如く上昇。
パウエル議長のコメントから利下げに対する確度が上昇したということもあるだろうが、それまで抑えていた需給の結果が現れたのだろう。
そろそろ結果を出す頃だろうとは思っていたが、こうなると今晩の物価指数次第でもう一丁となるのか、と期待をしたくなるところ。
一方でナスダックも高値を更新して続伸。
こちらはダウに下駄を預けるかと思いきや尚もの勢いで上昇、史上最高値を更新し続けている。
こうなると「まだまだいける」と思いたくなるのだが、果たしてその市場心理がどう影響するだろうか。
少なくとも直近でポキっと折れるような印象はなさそうだが、今晩はもとより明日の週末がどうなるのか、警戒もしておくべきだろう。
先物540円高で異次元の上昇続き、日経平均は42500円へ
NYの上昇に相まって夜間の先物取引は540円高、42480円という史上最高値を更新して終了。
こうなるとSQどころではないと思ってしまうのだが、SQは必ずやって来るので無視もできない。
とは言えやはりここまでの勢いとようやく動き出したダウも気になるところで、少なくとも今日だけはこの勢いに乗るべきだろう。
上値については多少不安が残るのだが、ざら場は現物の方に下駄を預ける格好になりそうだ。
その現物の方だが、先物の夜間引値を受けて今日は流石に窓を空けての上昇となりそうだ。
もちろん窓を空けないような動きになる可能性も無きにしも非ずだが、流石にそれは不自然な動きになるのでそうはならないだろう。
何れにしても先物の高値付近までの上昇は考えられるので、42500円付近までの上昇はあるとして、そこからが未知数な状況だ。
当然利食いは出るだろうし後場はSQの前日ということで駆け引きもあるだろうが、明日を信じるよりも今日と今晩のNYに賭ける格好になるなら、ダメ押しならぬダメ上げもあっても良いだろう。
チャートではもう追えないのだが、先物の高値から見ても42600円くらいまでは伸びそうで、その先はもうどうぞご自由にという感じ。
今日で上げが終わるかどうかもわからないのだが、少なくともここでポキっと折れるようなことはまずないだろう・・・ないと思いたい。
「もうはまだなり」の「もう」がそろそろだいぶ減ってきた頃だとは思うのだが、先物の上げを見て「まだ」が増えるのであれば、そこは警戒すべきところなのでは、とも思うのだが、そう書きながら今週過ごしてきただけに、全くもって自信はない。
それでも下値を考えるのなら、先物から見て41600円くらいを一応考えておく。
先物のこの三日間の上げ幅に対する半値押しの位置になるのだが、1/3なら42000円付近だろうか。
1/3押しなら明日に繋がる可能性もあるのだから、今日は41600円まで来なければ大丈夫、と一応考えておくだけで良いかと思う。