昨晩のNYは大幅に反落。
ダウは570ドル安と前三日間の上昇を打ち消して引けとなった。
やはりインフレの勢いが治らない中で雇用コストの上昇が顕著になりつつあり、利下げもそうだが企業業績の先行きに不安も出てきたと言ったところ。
FOMCの今晩のコメント次第でもあるが、チャート的には120日移動平均線までが今週の目安になりそうだ。
ちなみにこれを下抜けると5月〜6月はかなり厳しい動きとなりそうなのだが、まずは今週の重要指標の発表を見てからとなる。
ナスダックも300ポイント長の下落となった。
ダウとは違って半値戻しの手前付近で止まった形だが、今日の結果次第では早晩この位置を下抜ける可能性が高い。
結局振り出しに戻る格好になりそうではあるが、わずかだがここで踏みとどまって、今の水準を維持する可能性もある。
あくまで可能性なので、期待はあまりできないが、今週後半の成り行きを見てから判断となる。
先物夜間取引は380円安で前日上昇分打ち消し、日経平均は折角の窓を埋めて下落へ
昨晩の夜間先物取引はNYの大幅下落とドル高継続を受けて380円安、38090円の引けとなった。
日銀の為替介入は160円をつけたところで発動したようだが、正直遅きに失したと言わざるを得ない。
先週月曜ならいざ知らず、と言ったところだろうか。
植田総裁と事務方との間の意思疎通に問題があるのかもしれないが、黒田総裁時代と比較しても良い悪いは置いておいて、この辺りが今の日銀の大勢の弱点かもしれない。
何れにしてもこれで為替は160円まで再び上昇の可能性が高く、FOMCの利下げが遠のいていることもあって、まだしばらくの間は円安が続くこととなりそうだ。
これで今日の日経平均は昨日空けた窓が埋まることとなりそうで、最悪の場合、窓を空けての下落ともなる可能性が出てきた。
アイランドリバーサルというのは滅多にお目にかかれる代物でもないのだが、それを意識したり似たような形になった時点で上昇あるいは下落の方向に傾くことになるので要注意だろう。
今日は昨日の安値38180円を上値目処にしつつ、38000円割れを再度見ることになりそうだ。
SQを来週に控えて少々窮屈な動きとなるだろうが、ターゲットが去年のように極端なところを目指しているのでなければ、37000円台が妥当かもしれない。
そう言った意味でワンチャンあるとしたら、来週の月曜か火曜あたりの反発を想定して今週今日明日、短期で仕込むということも考えなくもないが、あくまで素人目線なので書いている本人も実際はあまり期待していない。
何れにしても今日は上値重い展開になるのだが、これを無視して再度昨日の高値付近まで引っ張ってもらえるのであれば、嬉しい誤算になるので、奇跡が起きるかもしれないということは、ほんの少しだけ数多の片隅に置いておく。