昨晩のNYは続落
64ドル安、38563ドルと小幅安となったが、半導体セクターが全面安という状況を考えればよく守った方だろう。
20日移動平均線が下に控えているが、これを下抜くまではあまり弱気する必要もないと考えるが、明日の晩のNVIDIAの決算後の動き次第では、大幅な調整も入るかもしれない。
尤も、予めここまで騒がれているネタに対して、ネタバレ後に長く尾を引くことはあまりないので、一時的なもので済むかもしれない。
ここは冷静に確認していきたい。
ナスダックも当然のことながら大幅な続落。
それでもなお20日移動平均線の上で引けているのは天晴れなのだが、今晩あっさり下抜けるともう300ポイントくらいは下げていきそうにも見える。
半導体セクター、特にNVIDIAの動向が注目を浴びているが、皆が口を揃えて「高値圏警戒」と合唱するなら、意外に底打ち反転は早いかもしれない。
とは言え結果は見てから出ないとわからないものなので、今週は先にも書いたとおり冷静に見ておきたい。
先物一時38100円割れ、引けは38280円に
夜間日経先物は一時38090円と安値をつけたが結局朝の段階では230円安、38280円で引けている。
一見底を打ったようにも見えるが、夜間取引の結果はそれほど当てにもできないので、ざら場で再確認が必要だろう。
仮になぞるとしても、スタートが先物の値段付近で始まるなら、なんとか窓を空けることはなさそうなので、期待したいところ。
ここで窓を空けての下落はできたら避けていただきたい。
反発の芽はなくもないが、難しい展開になりそうなので、目安だけ考えると38500円までではないだろうか。
金曜が休場でもあるので、あまり上値は期待しないほうがいいだろう。
逆に下値は先物のつけた38100円割れがが最初の目安となるが、これを下抜けていくのは辛い結果に繋がりそうだ。
38000円の節目はなんとか死守できるだろうが、それでも今日そこまで下げて引けると、明後日が厳しいかもしれない。
一時的にでも38000円を割れるとなると、来週は月末まで、38000円台は難しくなる可能性が高くなるので、注意が必要だと思われる。