週末のNYは続伸となった。
高値圏での揉み合いに転じるかと思っていたが、なんのその。
さらに高値を更新し続けている様はあっぱれとしか言いようがない。
2024年に最低3回は利下げがあるとするFRBの話とは裏腹に、6回は行われるだろうという声もある中で続く株高は、チャート的に不安ではあっても認めざるを得ないだろう。
こういう形になるとどこかで止まるその止まり方次第で調整の形が変わるので、そこは確認が必要となる。
穏便に済んでもらいたいところではあるが、少々伸びすぎの感も無きにしも非ず、だ。
ナスダックも続伸。
こちらはダウとは違って恐る恐るといった様子だが、こちらの方がチャート的にはまだ安心感がある。
もちろん調整はそう簡単ではないだろうが、14400ポイント付近で止まってくれるだろう、といった見方が出来るので、大きな落差無くうまい具合に調整が入る可能性がある。
調整幅が小さければ投資家の動揺も少なく済むので、結果的に相場が安定して再上昇に向かいやすくなる。
そういったことがうまく繰り返されることで上昇傾向が保たれることになるのだが、今回はどうだろうか。
1月は新興市場にとっては大きく下げることの多い月なので、それらも踏まえての動きならば、ここはあまり大きな上げを期待はしない方がいいようにも思う。
先物は行って来いの32630円、日銀の政策金利待ちか
夜間先物は、金曜大引けから260円安の32630円となった。
チャートを見るとここ数日間、行ったり来たりの状況で、どうやらこれが今の落とし所といったところだろうか。
並行チャンネルの上限に沿って若干上昇しているようにも見えるが、19日の日銀の政策金利発表を前にどっちつかずになっているとも取れる。
もちろん今回の金利は基本変わらずというのがほぼ間違いないと言われているので、そこが注目されているわけではないだろう。
どちらかというとその際のコメントでどう解釈されるかによるので、そこを起点に再度動き出す可能性があると思われる。
そういったことを踏まえると、昨今のNY市場の動きを見ても、これに追随する形となるか、はたまた先行して下げを演出するのか、のどちらか一方的な動きになるのでは、と考えている。
仮に追随する形で動くなら、早晩NYは頭打ちになるのはわかっているので、そう大きな上昇にはならないのでは、とも思われる。
その場合、やはり33000円台が関の山、といったところだろう。
上値の目処は12月6日の高値33450円付近までで、その手前の33345円と33187円も忘れてはならない節目。
一方で下げ始めると、これまたNYの頭打ちに絡むことになりそうなので、その場合は少々厳しい下げになりそうだ。
11月下旬の想定では、32000円割れ、31000円台まで下げるだろうとしていたのだが、流石にそこまではないにしても、先日一時32200円まで突っ込んだこともあるので、そこは警戒が必要。
32500円台は目の前なので、あまり強い抵抗ラインにはならないが、一応並行チャンネルの加減なので1つの目安としておくとして、その下がその安値32200円付近、もう一段下が120日移動平均線の32000円飛び台となる。
今のところは弱気強気半々か、若干強気が上回っているようだが、まずは月曜の結果を見て考えることになるだろう。