2023年11月9日の日経平均は、479円高、32646円での引けとなった。
うまい具合にトレンドレンジを抜けた位置での引けとなったが、想定の上限に近い引値だった。
明日がSQでなければ非常にいい形なのだが、こればかりは致し方ない。
SQ通過で緩む場面もあるだろうが、実際のところは明日次第といったところ。
その兆しは今晩の夜間先物の動きでわかるのだが、それは明日の朝までお預けとなる。
順当に行けば押し目買い
SQ後をあまり意識する必要がないなら通常は押し目買いとなるはずなのだが、10月もそうだったのだが、SQを超えてから20日にかけて極端な売が出た記憶から、また同じことになるのでは、と、市場はナーバスになりつつある。
そのため、短期売買が横行していて、結果、上がるのも早いが下げるのも早い展開が続いているのが実際だろう。
そんな状況だけに、明日は一旦押し目となるのだろうが、これが下に行きすぎる可能性は否定できない。
相場に対して信頼が置けない投資家が多いのが理由なのだが、その場合、32000円まで押しやられる可能性が出てくる。
恐らく9時半くらいで見えてくると思われるが、その時間帯に一気に下げて行くようなら戻りづらくなるので、押し目と思って飛びつくのは少し控えた方がいいだろう。
そうではなく順当な押し目、32300円付近までで止まるようなら、戻りは期待できそうだ。
その場合は今日の終値32600円くらいまではあっても良いだろう。
一方で、朝から買い物になる可能性もあるので、その場合は飛び乗っても良いのだが、短期売買で一旦済ませておくのが吉。
週末意識もあるのでどこかで緩むことは間違いないので、仮に32700円まで高値がついたとしても、32400円台まで押すことは想定しておくべきだろう。
SQが絡む週末はどうしても忙しない動きとなることが多いので、細かい動きに左右されないよう、注意したい一日だ。