昨晩週末のNYは続落。
ダウは106ドル安、33963ドルと大幅に下げ、下支えの目安が7月の安値33705ドル付近となっている。
そこで止まってくれるかどうかはわからないが、6月26日の安値もその付近なので、それで止まらないならもう一段下33500ドルあたりだろうか。
下げっぷりが酷いので、そろそろ週足でチャートを見始めることになりそうだ。
ナスダックも続落だが、こちらはなんとか保っているところ。
120日移動平均線は割って入るものの、過去の高値ラインの手前で下げ渋っている印象。
これを破らずに戻せるならとは思うが、今のところはなんとも言えない。
米国市場は利上げの可能性のある期間を年内と見込んでいたが、これが先送りになる可能性が出てきていることに懸念を示している結果では無いだろうか。
もちろん11月に向かっての需給の問題が一番大きいのだが、そういった経済指標やニュースを盛り込んで売りと買いを上手くハンドリングするのが外資系の得意とするところなので、まだしばらくは油断できない。
先物32280円と反発基調、週明け日経平均は底打ち反転
そんなNY市場を横目に日経先物は32280円と金曜大引け後の値段とほぼ変わらずの引けとなっている。
多少の上髭は致し方ないところで、これでなんとか60日移動平均線に止まっているので、底打ち反転ができそうだ。
8月25日から補助線を引いてあるのだが、このラインに向けて上値目処としたいところ。
現物の方はこれを受けて32500円付近がスタートなりそうだ。
その上で上値目処は32800円台となる。
ちょうどトレンドレンジの下限になるのだが、そのすぐ下の20日移動平均線が少々邪魔をする可能性もあるので、一気には難しいかもしれない。
一方、寄り付きこそ高けれど上がらずという展開も想定はできるので、その場合はやはり60日移動平均線の32340円付近までは下値を考えておくべきだろう。
その下となると金曜の分の出直しとなるので、32180円そこそこまで下げていくことになるので、その際は底打ちならずと諦めることになる。