昨晩のNYは反落。
ダウは17ドル安と結果だけ見れば小幅に下げただけで済んだとも言えるが、上下の幅が非常に大きかった。
高値はほぼ下降トレンドのレンジの上限、安値は60日移動平均線まで伸びており、結果20日移動平均線を下回って引けている。
今晩のCPI次第とも言えるのだが、どうも形勢的にはあまりよろしくない。
良くて横ばいといったところだろうか。
下押しの圧力が強まっている様なので、今晩の結果次第では大きく下げることも想定される。
ナスダックは144ポイントと大幅下落、前日の上げは無かったことになってしまい、こちらも20日移動平均線を割っての引けとなった。
せっかく上昇トレンドレンジ内に戻れたというのに、と少々残念だが、それも今晩次第ではあるので、わずかな望みを託して待つしかないだろう。
ダウ同様結果次第では下落となるが、こちらはまだ60日移動平均線よりだいぶ上なので、下げても支えられる可能性もありそうだ。
日経平均は横這いで下値は限定的だが、後場高値も
昨晩の先物は60円安で引け。
これで頭の重い展開となりそうだが、下値も限定できそうだ。
トレンドレンジの下限は32400円付近なので、その辺りまではありそうだが、NYと違うのは20日移動平均線の上で止まっているところだろうか。
下げたとしても戻って来られるなら、下げも許せるというもの。
そういった観点で現物を見ると、32700円は割れてもやはり下値は昨日の安値付近までで収まりそうにも思える
SQ直前の売り込みが急だったこともあるので、運が良ければ前場下げても戻って後場に高値をつけるといったことも考えられる。
ここはあまり悲観的にはならなくても良いのではないだろうか。
もちろん警戒は必要なので、上がったらラッキーくらいな気持ちで見ておくべきだろう。
下値の目安は20日移動平均線の32537円か昨日の安値32486円付近まで。
ただ、これを割って尚且つ下げてくるとトレンドレンジの下限の32400円割れ付近までが目処となる。
上値は一昨日の寄り付きや高値となった32920円付近までと考えておきたい。
これがもし前場に達成した場合は、状況次第では後場から少し景色が変わるかもしれないが、まずは前場の流れを見ておきたい。