昨晩のNYは続伸。
経済数値が予想よりも下回ることで株価が上がるのは正直気持ちのいいものでもないが、今は金利の上げ下げが中心なので致し方ないところだろうか。
ダウは37ドル高と小幅続伸で上髭の長い結果。
少々分の悪い状況になったもので、これで天井感が出てくると今晩は調整に入ることになりそうだ。
ここまで1週間で1000ドル近く上げてきたのだから調整もやむなしだが、明後日から9月というところで頭打ちになるのは8月と同じような流れを想起させる。
9月はそういった時期でもあるのだろうが、もう少し戻ってもバチは当たらないのではとも思える位置なので、今晩次第ではもう一伸びあるかもしれない。
一方のナスダックはきっちりと上げてきた。
トレンドレンジ下限で頭を抑えられた格好だが、今晩これを上抜けるかどうか。
タイミング的にはあまり良さそうではないのだが、ここで天井だと9月はダウ同様、8月頭からの下げ方に戻ってしまいそうで、気になるところだ。
何れにしても今晩の調整がどの程度になるのか、はたまた調整はないのか、結果次第で9月からの動きも変わりそうだが、今のところは天井も考えておいた方がいいかもしれない。
先物が戻して日経平均は再度高値挑戦
夜間取引の前半は軟調だった先物もNYの様子から反転、終値は32410円と戻してきた。
これで日経平均も昨日の後場の下げを払拭できそうで、再度、高値に挑戦となりそうだ。
最近は大引け後の翌日の想定が晩の想定になっている気がするのだが、書いた通り先物が400円台で引けたので、一旦、32500円台後半までを現物は目指せそうだ。
ただ、これを抜けるにあたっては少々力も要るので、前場どこまで上昇できるかにもよるだろう。
ざら場ではなく今日は引値での成果が欲しく、32600円台で引けてくれれば明日の週末もなんとかなりそうなのだが、結果が陰線になってしまったら、9月頭は少々厳しいかもしれない。
ただ、SQが早いのでその前に底を付けるような下げ方になるなら、9月後半もそう酷くなく済むかもしれない。
今の高値を享受するか、9月後半の安定が手に入るか、今週末から来週の流れで概ね決まってきそうだ。
上値目処はそういったところで32700円まで、もう一段上がる力があるなら32800円台と書きたいところだが、少々無理があるだろうか。
一方の下値は昨日の安値32300円が目安になる。
それを下回ってしまうと厄介なので、できれば止まって欲しいのだが、最悪は32200円まで下げていって止まるか、32100円台を底にして戻ってくるかといったところだろう。