昨晩のNYは陽線で引けたが、ダウとナスダックでそれぞれ少々異なった結果となった。
ダウは25ドル高で反発という結果だったがいちじ34260ドル台まで下落したシーンもあった。
これで底打ちかと思いたいところだが、位置的には少々中途半端な位置でもあり、まだまだといったところだろうか。
来週の24日までは、60日移動平均線やその上の32700ドル付近を上値の目安にしつつ、下は34000ドル付近までのレンジでの動きとなるのではなかろうか。
早々に34000ドルタッチして底打ち、ということにはならなそうだが、どこかでそういう場面があるかもしれない。
ナスダックは26ポイント安とこちらは続落となったが、昨年8月の高値の位置で止まった格好。
ここで安心感が出るとは思い難いが、120日移動平均線も近くにあるので、ここまで来たらなんとか止まってくれそうにも思える。
こちらもジャクソンホール待ちな部分もあるのだが、その内容次第で更に調整が入る可能性もゼロではないので、安易に底打ちを想定して方針を決めてしまうにはまだ早いだろう。
ダウにしてもナスダックにしても、来週はまた神経質な1週間となりそうだ。
日経先物は大きな動きもなく終了
NYの上下の振れ幅に対して日経先物はそれほど大きな影響は受けないまま朝を迎えた。
31370円のラインで概ね止まっている形だが、これが週明けの日経平均にどう影響を与えるだろうか。
なんとか止まってくれた格好に見えるが、底を打ったとは断言しづらい状況でもある。
金曜の日足を見る限りでは、上にも下にもありそうなのだが、前日の日足と合わせて考えてみると、若干下髭の陰線となる。
そういう見方をすれば底を打っても良さそうな形にも思えてくるので、悩ましい限りだ。
今のところは週明けに今の位置から下げたとしても、31000円タッチで戻ってくるなら一応そこは打ったと言えそうだが、行ったきりで終わったり、上昇したものの下げて終わると厄介で、そうなると来週も1週間、辛いことになりそうだ。
NYもああいった状況なので、連動して厳しい週になることも想定はできるが、出来ればNY離れしてもらってせめて9月に向けてもう少し良い状況に進んで欲しい気もする。
ただし、9月1週はあまり期待できないことが多いのと、ここ数ヶ月を見ると高い位置でもあるので、結局SQまでは調整やむなしといった格好になることも想定しておくべきだろう。
週明けの上値の目安は32600円台、その上の32750円付近で、下値は31000円と120日移動平均線の付近となる。