昨晩のNYはダウが11連騰達成、185ドル高35411ドルと上抜けて引けた。
そろそろ天井かなどと書いたらあっさり上抜けされてしまったがいつもの事。
とは言えこれで昨年4月の高値目前となったが、これを抜けていくかどうか今晩次第、というかFOMCの解釈次第だろう。
金利引き上げは既に決定事項であって、その後の話の内容次第で若干方向性は変わってくるだろうが、市場関係者はトーンダウンを望んでいてそれが納得いく結果に結びすつくかどうか。
FRBとしてはまだ利上げ余地は残しておきたいだろうから、弱気な発言は控えると思われるが、少なくとも強硬な態度を滲ませるようなことにはならいだろう。
結果は利上げ継続を示唆するだけで終わり、ダウにとっては良い結末となりそうだ。
ただ、ここまで11連騰なので、これが先取りで上がってきていたのだとすると、逆に高値更新でゴールということにもなりかねないので、一応注意しておきたい。
ちなみに次の上値目標は昨年2月の35824ドルだ。
一方のナスダックは調整が続いている模様。
こちらの方がなんとなく素直に見れそうな気がする。
FOMC通過後、月末を過ぎれば再度上昇、という流れもあって良さそうだ。
半導体セクターやハイテクセクターといったあたりに対する見方は改善しているので、再度の上昇トレンドを期待しても良いのではないか。
20日移動平均線を割らなければ、という条件付きだが。
先物32740円で日経平均は連日高値発進
昨晩の先物は18時を境に急伸。
32490円まで下げた後のことで少々驚いたが、高値も32750円でほぼ高値引けの結果。
これで二日連続の高値発進となりそうな日経平均だが、こうなると少し想定を変えないとならない。
昨日の段階では押し目を想定して狭いレンジでの動きとしていたのだが、この位置でのスタートが二日続いたことで若干強気が芽生えてくるため、上値に目がいってしまう。
33000円が意識されてくるのだが、ただ、やはりまだ決断できかねるタイミングなため、そうそう強気は続けられないだろうと考える。
そのため寄り付きは上昇したとしてもどこかで失速して利食いが出てくるだろう。
また、月末の需給も絡むので売りが一定数あるはずで、それがこなれるまでは重たい展開が続きそうだ。
ただ、日銀の結果は少なくとも投資家の中ではだいぶ絞られているだろうから、結果待ちもあって下値も限定されると思われる。
昨日の安値32554円前後が下値も目処となり、これを割るなら一昨日の高値32462円、もう一段下げるなら一昨日の終値32304円付近。
上値は33000円が目安で、抜けていければ33187円あたりまで、勢いが無ければ先週水曜の高値32896円で打ち止め、となるだろう。
日銀会合の結論が見えてくるまではやはりレンジが狭いと考えておくのが無難と思う。